中山道の木曽路に行くことになったのは 妻が島崎藤村の「夜明け前」に代表される一連の藤村の小説にいたく感動し、もう一度木曽路を旅したいと言うので 運転手兼カメラマンとして同行することになったためである。自分は木曽路は初めてだったのだが歴史の匂いの残る宿場町も良かったが、「夜明け前」の書き出しにある一文「木曽路はすべて山の中である」の通り 19号線を塩尻から妻籠へと走ると日本アルプスの山々などを間近かに見ることが出来てネイチャー派の自分にとっても満足できる旅だった。旅行に行く前日も帰った翌日も天気が良くなかったのだが、旅行中はずっと晴天で天候に恵まれたのも良かったと思う。藤村の「夜明け前」はこの写真紀行をアップする前に読んでおこうと思っていたが、なかなか進まず何時になるか分からないので 先に木曽路写真紀行は4編に分けて順次掲載していくことにした。尚カメラの機種名と日時を参考のために入れておいた。 |