はじめての簿記講座-第1回-簿記って何?
Updated on 12/22/99
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簿記とは、会社の帳簿をつけること おこづかい帳や家計簿も簿記を使ってつけられる お金に関係する出来事を「取引」(とりひき)という |
簿記というのは、簡単に言えば、
会社の帳簿をつけること(あるいはそのテクニック)といえます。でも、会社の帳簿だけでしょうか。
実は、身の回りにあることで、お金に関係することであれば、何でも簿記を使って記録することができます。たとえば、「おこづかい帳」や「家計簿」など、皆さんが見慣れているものも実は簿記を使って記録することも出来ます。そういう意味では、「
簿記とはお金に関係することを記録する方法」と言えるかもしれません。一方、逆のルールとして、お金に関係する出来事は全部、帳簿につける必要があります。この出来事はつけるが、この出来事はつけないということをしていると、帳簿と実態とが合わなくなってくるからです。特に、自分にとって都合の悪いこと、たとえば借金などを簿記につけなかったりすると、その時はごまかせても結局返済が迫ってくるわけですから、実態と帳簿が合わなくなって困ることになるわけです。
このような、
お金に関係する出来事を「取引」(とりひき)と呼びます。取引については、あとで詳しく説明することになります。
次回は、皆さんがよく目にする「おこづかい帳」を簿記で書いたらどうなるかを説明しましょう。