ネパール・ヒマラヤ写真紀行ー4. ナムチェバザール Nepal Himalaya poto travelogue- 4. Namche

ナムチェバザールはクンブ地方のトレッキングの基地となる町で ゴウキョピーク、カラパタール、アイランドピーク、エベレストベースキャンプ(EBC)等へのトレッカーが集まる。町もエベレスト街道では一番大きく、トレッキングショップ等が多くあるが、標高は3440mほどあり富士山の頂上近くに町があるような所である。そのためナムチェ辺りでも高山病になる人が出てくるという。ナムチェは山の斜面に町があるため、ちょっと買い物に行くにも坂を上ったり下りたりしなければならない。子供たちが駆け足で上ったりしているのだが 坂道をちょっと上ってもハァハァ息が上がってしまう、もう歳なので疲れがたまっているのかなと思っていたが、後になってもっと標高が高い所からナムチェに戻って初めて酸素が少ないから息が上がったのかと実感出来た。

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ナムチェ入り口のチョルテン(仏塔)

ルクラより右手の道を上って来るとナムチェに入るゲートがあり大きなチョルテンが迎えてくれる。
ナムチェに到着したラバの一隊

ナムチェに入るゲートをくぐった先頭のラバが皆が到着するのを水辺で待っている。一般にラバ使いは後方で脱落するラバがいないか見張っているため最後尾にいることが多い。
ナムチェのチョルテン

前方にタムセルク(6608m)の頭が見える。
チョルテンと泊ったロッジ

チョルテンの向うに我々が泊ったロッジ赤い建物 The Nest が見える。
WiFi一日500Rs(500円ほど)であるが一般にエベレスト街道沿いのロッジでは電波が弱くてダイニングでしか使えないことが多かった。日本のニュースやマレーシア航空の遭難をいつもチェックするのに使っていたが、カトマンズや東京ではWiFiはタダなので随分高く感じる。この街道では食事宿泊代以外ではビールの次にお金を掛けたような気がする。
ナムチェの町の坂

何と言うことはない唯の坂だが酸素が少ないと結構しんどい。普段は酸素が薄いとは全然感じないので、その積もりで坂を上ったり、駆けたりすると息が上がる(最初は単なる疲労だと思っていたが)。
ナムチェの丘

丘の先にクーンビラが頭を出している。その下のナムチェの一番高い所にある赤い屋根の建物はナムチェの病院だそうだ。車も使えない所なのに病人がどうやってあそこまでたどり着くのだろう?
洗濯をする人と水を飲むゾッキョ

お喋りしながら洗濯をしている女性や子供をよく見かけるが、男の人もしていた。ネパールの人は清潔好きなのか洗濯を干しているのをよく見かける。雪が降っていても干しているのを良く見かけるが乾くのだろうか。
お父さんの仕事を見まもる子供たちと白い壁と青い窓枠
部屋の窓から遊んでいる子供たちを眺める

どうやらプールで泳ぐまねをして遊んでいるようだ。
ラバとカラスとニワトリに犬

カラスとニワトリがラバの食事のおこぼれをもらおうとしていたら犬が途中から侵入してきたのでカラスが威嚇しているの図。
ニワトリも日向ぼっこ
ナムチェのゴンパ

高台にあるナムチェのゴンパに寄ってみる。 お賽銭は手前の鉢にお札を入れるようだ。ネパールにも硬貨はあるが普段はあまり見かけない。住職と思しき人にクーンビラと日本の金比羅のことを説明したが分かったかどうか?
パンパンになった「かに雑炊」

標高が高いため日本から持ってきた乾燥かに雑炊の袋が気圧が低いのでパンパンに膨れた。破裂しないうちに食べた方が良さそうだ。日本から持ってきたほとんどの密閉性の食料の袋が膨れておりダッフルバックがかさ張っている要因にもなっているようだ。
ナムチェの町の上に頭を突き出すタムセルク(6623m)
ナムチェの谷を塞ぐクワンデ(6187m)
タムセルクに上がる朝日

朝8時ごろである。山に囲まれているので太陽が見えるのは遅い。

ナムチェの朝

今日はナムチェから120m程登った所チョウクンのさらに上にあるサガルマータ国立公園ビジターセンターまで行くことにする。
サガルマータビジターセンターより望む

左よりヌプツェ(7864m)の向うに頭を出すエベレスト(8850m)、その右横にローツェ(8516m) そしてアマダブラム(6812m)。このビューポイントは360度展望が利き、一番良くエベレスト方面の4座を見ることが出来るような気がする。
明日は左下を横に走る道をタンボチェ(テンボチェ)に向かってトレッキングすることになっている。
ブリザードのような雲を吹き上げるエベレストとローツェ

エベレストの頂上は偏西風の影響で暴風のようだ。
ナムチェの丘に頭を出すクーンビラ
ナムチェの町を覆うようにそそり立つクワンデ
サガルマータビジターセンターより180度の展望

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タムセルク頂上
アマダブラム(6812m)

ナムチェからだと まだあの母親の首飾りと形容される滑らかな稜線がきれいに見えない。
ナムチェの谷を徘徊するイーグル
クワンデに沈む夕日

ナムチェは山に囲まれているせいかナムチェの町の下の方では遅く日が昇り 早く日が暮れるようである。
明日はタンボチェに向けてトレッキングである。

To be continued

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