Mexico vol.1
本屋さんで、何気なくマヤ・アステカ文明の本を手に取りました。
整然と並ぶ遺跡群、丸っこくてかわいいマヤ文字、生贄の風習、まだまだ解明されていない多くの謎。
すぐにその本を持ってレジへ。その後すっかりマヤ・アステカ文明にはまってしまい、多くの本を読みあさりました。

いつか行ってみたい。この不思議に魅力的な文明をちょっとでも肌で感じてみたい。
そう思ってからの行動の素早さには、ワタクシとても自信があります。
だんなをなんとか説得し、同じように旅行好きの会社の先輩Mさんを誘惑。
あっという間にメキシコ旅行に行けることになりました。


成田からアメリカ・ヒューストン経由でまずメキシコシティーへ。
アメリカで飛行機を乗り継ぐ場合、一度アメリカへ入国しなくちゃいけないんですね。これがかなり時間がかかりました。
入国審査を終えて、大急ぎでトランクを取って、また預けて、搭乗口を探して・・搭乗口前でトイレだけすませました。
私、初めてのアメリカ上陸だったのですが、座っていたのはトイレだけでした・・
ヒューストンからメキシコシティーまでの飛行機の中での機内食。
SUBWAYのサンドイッチみたいのと、袋入りミニウィンナー??
と思ったらミニにんじんでした。
ただのにんじんなんだけど、マヨネーズもなかったんだけど、
ぼーりぼりと食べてしまいました。
メキシコシティーの空港について、まずはホテルへ。
とりあえずぜーんぜん英語が通じないのにびっくり。全部スペイン語でした。
なんで??アメリカの隣の国なのに??
Mさんはスペイン語がしゃべれたので、大変助かりました。
ホテルまでのタクシーから窓の外を見ると、今まで行ったことのある国とは全く違う印象を受けました。
(映画でしか見たことないけど)アメリカの田舎って感じ・・・??
この国の雰囲気は、アジアやヨーロッパとは全然別ものでした。
そんなことをぼーーっと考えているとホテルへ到着。タクシー代ちょっとぼられました。ふん!
まだ相場も知らないかわいそうな旅人をだますなんてひどいよ!メキシコへ行かれる方はご注意を。


気を取り直して次の日はティオティワカンへ。
もちろんツアーもあると思いますが、スペイン語がしゃべれるMさんを頼りにバスで行ってみることにしました。
まずは地下鉄でバスターミナルへ。地下鉄の駅までてくてく歩いていると・・?おかしい。すぐ息が切れる。胸がどきどきする。
そうです、メキシコシティーは標高が高いので、空気が薄いのです。こんな体験初めてだ・・
Mさんのおかげで無事にバスターミナルに到着。チケットを買ってバスに乗り込み、ティオティワカンへ出発。
他にも観光客らしき人が乗っていたので、彼らが降りるときに一緒に降りればいいかな・・って思っていたら、
前の席に座っていたおばちゃんが、「ここよ」って(たぶん)教えてくれました。
ありがとう、おばちゃん!ぐらっしゃす!
とおーーくにピラミッドが ようやく月のピラミッドにたどり着きました
ティオティワカン遺跡の入り口を入ると、はるか彼方にピラミッドが見えました。
ピラミッドまでの「死者の道」を、ホントに死にそうになりながら歩きました。
太陽のピラミッドは後から登ろう、ってことになり、
まずは一番奥の月のピラミッドへ。
とにかく空気が薄い中登るのに必死で、なんで月のピラミッドなの?とか、
何のために作られたの?とか、そんなコト考える余裕もありませんでした。


←月のピラミッドの上でずーーーっとお経を唱えるように台本を読み続けるオッチャン。
たぶんねぇ、まわりのおっちゃんたちが持っている紙に書いてあることを読んでるだけなんでしょう・・
でもこういうかわいいオッチャン、大好きなんだな。
残念ながらスペイン語だったので全くわからなかったけどさ。
ただひたすら登るだけ
そして今度は太陽のピラミッドへ
大きい。すんごく大きい。
そしてみんなとにかく登るのに必死。私たちも必死。誰か、酸素をください、って思いました。
やっぱりここでも、この大きなモノはいつ作られたの?いったい誰が作ったんだろう?
・・なんて考える余裕もありませんでしたよ。


帰りのバスの時間まで、おみやげ屋さんをうろうろ。
暇そうなお店のオッチャン相手にガイドブックに載っているスペイン語会話集で挨拶をしてみたら、
にこにこしながら相手をしてくれました。
英語以外の言語が話せるって面白いなぁ・・


さて明日は、メキシコ国立人類博物館へ


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