思いつき、 神戸。
毎年、だんなさんはクリスマスに泊まりがけのお仕事。
クリスマスだからって、今まで何をしてたわけでもないけれど、どうせなら、だんながいないすきにどっか行きたいなぁ。
おおそうだ、そういえばルミナリエを一度見てみたいと思ってたんだけど、たしかクリスマスの時期にやってるだよなぁ。
ルミナリエ、神戸・・・。異人館が立ち並ぶおしゃれな街、神戸がクリスマスムードになったら・・?いいねぇ、行ってみたい!
そんなことを考えながら、カタカタと仕事・・・・・・・・。
よし!行っちゃおう!と仕事場から伯母さんに携帯メール。伯母さんから母へ電話。
数十分後には会社へ母から「行っちゃおう!」のメールが入っていました。

だたね、こんな寸前に思いついてもルミナリエの時期の神戸なんて、ホテルも新幹線も空いてませんよ。
それでもなぜか運良く見つけることができました。よかった。

というわけで、思いついて、神戸へ。

朝、伯母さんとセブンイレブンでレタスサンドを買って、6:36東京駅発の新幹線に乗る。
こんな早起きは久しぶり。
新横浜から母が合流。私の爆睡中に伯母さんと母はぺちゃぺちゃおしゃべり。
名古屋辺りで私もようやく起きて、今日のルートを検討。
3人でおしゃべりをしている間に、あっという間に新神戸駅に到着。しかもまだ10時前。早起きっていいものだね!
まずは新神戸駅から北野の異人館が建ち並ぶ方面へ。
すいません、異人館の中はけっこうがっかりでした。なんでこんなにヘンテコなの??なんでこんなにセンスないの??
クリスマスの飾りがしてあるのはいいんですが、なんでこんななの??なんで屋根にサンタクロースつけちゃうかなぁ。
この館に住んでいた人のおしゃれな暮らしぶりを見たかったんだけどな・・・。
山手八番館は、そういうわけでがっかり。うろこの館も外からはすてきだったけど、中はがっかり。
そんながっかりを吹き飛ばしてくれたのが、
うろこ美術館にあった、アンドリュー・ワイエスの絵。
ワイエスらしい、透き通ったような絵。
この絵を見に、また神戸に来てもいいって思いました。

←「ワイエスの絵と一緒に撮って!」と母が言うので、パチリ。
がっかりって言ってもね、部分部分はすごくすてきだったのよ。
明かり一つとっても、たぶんそれぞれとっても貴重なものだろうし、
←これは「ガレ」って書いてあったしね。(ほこりがたまってたけど・・)
今回の旅で、すごく気に入ったのが暖炉に使われているタイル。
細かい模様が入ってて、部屋ごとに全然違うの。
洋風の柄や、和風ぽいのもあって、とてもすてきでした。
でも、暖炉に火を入れたらススで真っ黒になったりしないのかなぁ?

昔、おばあちゃんの家で見たまるっこい電気のスイッチ。かわいい!
こういう昔のものを見ていると、私はなんだか新鮮な感じがするけど、
伯母さんと母は、「懐かしいわー。」としみじみ。
当たり前だけど、年代によって感じ方が違うんだなぁ。

異人館を見終わって、北野の雑貨屋さんをのぞいて、
骨董屋さんでお皿を買い占めて(1枚200円!)、
北野坂にある、にしむら珈琲店へ。しばらく待って、やっと入れました。
母と私は大の珈琲好き。にしむら珈琲、もちろんなかなかのお味でしたが、
それよりも、スプーンや灰皿やコーヒーカップに付いている、
コーヒーミルのマーク(にしむらマーク?)がかわいかった!
いったんホテルへチェックインして、骨董屋さんで買い占めて重くなった荷物を部屋に置いて、
さーていよいよルミナリエ会場へ!
とにかく「どっからわいてきた?」と思うほどのすごい人!ぐるぐるぐるぐる並んで、いったい今どこを歩いているのか、わかんなくなりました。
1時間半ほど並んで、角を曲がると「うわーーー!!」という歓声。私も知らないうちに「うわーーー!!!」と叫んでいました。
すごい、すごい。幻想的な音楽の中に浮かび上がったルミナリエ。この空間だけ別世界でした。
この中を通っていくと、なんだか天国まで行けちゃいそうな感じがしました。(今行くのはちょっと困るけどね)

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