Bali vol.2 -飛行機編- | |||||||||
さて、バリへ旅立つ当日。早朝にものすごい荷物で家を出発。無理やりたたき起こされ、着替えさせられてバギーに乗せられた息子はいったい何が起きたのか分からず不思議そうな顔をしていた。夫婦で汗だくだくになって駅に到着。今考えると、家から駅までの徒歩が一番キツかったかもしれない・・。タクシー呼べばよかった・・。 飛行機は今回は成田からグアムまではノースウェスト、グアムからデンパサールがコンチネンタル航空。笑っちゃうくらい高い時期にしか旅行ができないので、こつこつ溜めたマイレージを使いました。1歳になる息子はマイルを使うならば1席分確保するということになり、席を使わない場合は正規運賃の何パーセントかをとられます。ノースウェストでこの時期だと6万!!うーむまぁしょうがないけど・・6万・・イタイですわ。前もって座席のリクエストもし、ベビーミールのリクエストもしました。バシネットは成田-グアム間は使えるけれど10キロ近くある息子は重量オーバー。グアム-デンパサール間はバシネットの用意がないとのことでした。飛行機に乗ってみてわかったけれど、3列3列の小さな飛行機でバシネットを取り付けるあのスクリーンがかかっている壁がなかったのです。 やっとのことで空港に到着。チェックインはスムーズだったけれど出国審査のツメが甘かった・・。何を血迷ったかトランクのみを預けてもう一つの旅行かばんとリュックサックを機内持ち込みにしてしまったので、チェックされる荷物が多く、ことあるごとに荷物を丹念に調べられました。液体の持ち込みはベビー用の飲み物・食べ物はOKだけどクリームなどの医薬品は対象外。ちゃんとまとめてジップロックに入れなければなりませんでした。これが1つ目のミス。 出国審査に手間取ったので空港で入ろうと思っていた息子の保険に入る暇なんてなく、急ぎ足で搭乗口へ。着いてみると「乳幼児をお連れのお客様からご案内いたします」・・えぇーーもうですか!急いでバギーをたたんで預けて機内へ。っとここで痛恨の2つ目のミス!麦茶を入れていた息子の水筒をバギーに入れたままにしてしまった!離陸のときの耳抜きに飲ませようと思っていたのに。仕方なおっぱいを飲ませましたが、離陸とか飛行機とかあんまり気にしていないようでした。 機内では、いやー大変でした!泣き叫ぶってことはなかったのですがとにかく狭い空間にじっとしていることがいやでいやでたまらない様子で、あれこれと遊ぶものを探してはぐずぐず。そのたびにおっぱいを飲ませたりせんべいを食べさせたり。いやー長かったなぁ。フライトの3分の1くらいは寝てくれたのだけど、それでもキツかったですわ。それから入国カードを書くのも3枚になり、けっこう面倒だったなぁ。そしてここで3つ目のミス。いつもは旅行記を書くために必ずボールペンを持ってきているのに、今回はノートもボールペンもすっかり忘れていました。子供の準備ばかりが頭にあったんだなぁ。しかし念のために持ってきていた母子手帳セットの袋の中に1本だけ入れていたのを思い出し、ほっと一安心。グアムって、トランジットだけでも一度入国しなくっちゃいけないんですよね。だから入国カードも書かなくちゃいけない。しかももう一枚なんだか入国カードと似たようなものまで書かなくっちゃいけない。絶対グアムになんか来るものかと八つ当たりをしながらカリカリ書く。入国カード、私が今まで書いた中では香港のが一番効率的に作られていてよかった。入国カードと出国カードが転写式になってるの。あ、でも中国に返還されてから変わっちゃった? グアムでのトランジットが5時間くらいあったので、ひたすら遊ばせました。バギーを押して大いに遊んでいたのでバギーを預けなくってよかった。しかしグアムで4つ目のミスに気付くのです。オムツの予備を手荷物に2枚しか持っていない!あんなバカでかい手荷物なのにオムツをぜーんぶトランクに入れちゃったのです!しかもグアムでしっかりウンチをしてくれた・・。どうしよう、足りない足りないぞ・・。近くにこれから日本に帰る子連れのファミリーがいらっしゃったので、オムツを分けてもらおうかとも思ったのですが、機内でもらえるだろうということでそのままデンパサール行きの飛行機に乗り込みました。 空港で遊ばせすぎたのか、離陸のずいぶん前から息子はぐっすり。ちょいと寝るのが早すぎる・・早く離陸してくれーー。案の定途中で起きてまた「動きたーい!!」のぐずぐず。隣の席になったバリ人の女性がとても親切にあやしてくれて、本当に助かりました。ありがたかったなぁ。いっぱい迷惑をかけてしまったのに降りる時には「お会いできて幸せでした!」とまで言ってくださった(涙) 途中で息子が泣いた場合に一番迷惑にならないだろうと考えてトイレのすぐ前の席を選んだのだけど、果たしてこれがアタリだったかどうかはわかりません・・。おっぱいで落ち着かせようとしてもトイレの順番を待つ人々に気が散ってしまってなかなか寝てくれなくて大変だったけど、そのかわりにぐずぐずしているときいろんなひとが「はろー」と言ってくれるので息子もにこにこしたりして、そんなことで気がまぎれたのも事実。 事前に私がいろいろなサイトさんで子連れ海外旅行のお勉強をして得た情報では、乗務員さんがとても親切にしてくれたとか、おもちゃをいっぱいもらえたとか書かれていたのでけっこう期待していたんですが、これがことごとくハズレ。運が悪かったのかなぁ?特にグアム-デンパサール間の飛行機は狭くて、息子を抱っこして歩くこともほとんどできず。一番後ろの乗務員スペース(?←機内食とか置いてある場所)でしばらくあやしていたのだけど、「ここは危険ですからお席へお戻りください」と言われてしまって、仕方なく席で立って抱っこしてましたよ。座ったままだと「いやじゃ!」と暴れますのでね。バリじゃなくてグアムにしとけばこんなに大変じゃなかったかもって何度も思ったけれど、なんだかくやしいからダンナには言わなかった。ベビーミールももらえなかったし、そういえばオムツをもらうのも忘れてしまった。しばらくしてやっとのことでおっぱいで寝てくれました。着陸のときにお隣の子供が大泣きしているのを聞きながら、「あぁウチじゃなくてよかった」と思ってしまいました。このフライト、おっぱいなしでは絶対に乗り切れなかった。久しぶりにおっぱいあげすぎで乳首はひりひり。もう、もう、おっぱいありがとう!! 飛行機の中で寝てしまった息子をそっとスリングに入れ、入国審査。バリはビザ代、ベビーもしっかり25ドル取られました。ひーー。やっとのことで空港の外に出ると到着した人を待つ人でいっぱい!名前を書いた紙がずらーーっと並んでる。ホテルにピックアップを頼んでおいたけど、こんなにたくさんじゃわからんよ。私の名前はどこ?どこ??ダンナがなんとか見つけてくれ、ようやくタクシーに乗り込みました。あれ、そういえばバリはすごく涼しい。「乾季は涼しいです。時々曇ったり雨が降ったりします」へぇー、乾季だったらずーっと晴れているわけじゃないんだねぇ、なんて運転手さんとお話しながらホテル到着。チェックインしてやっとやっと部屋にたどり着いた。スリングでずーっと寝ていた息子をそぉーーっとベッドへ寝かすとやっぱりオムツはキャパシティーオーバー。またそっとオムツを替えているとやっぱり起きちゃいました。パジャマに着替えさせてお風呂にも入らずそのまま3人で寝ました。はぁーーなんとか着いたよ。やっと着いたよ。長かったよー。 ワタクシ、ちょっと子連れ海外フライトをなめていたのかもしれません。今冷静になって思えばもっと息子の気をまぎらすものが手元にもいろいろあったのに、飛行機の中では全然余裕がなくてなんだか何も思いつかなかった。とにかくおっぱいをあげてしまっていました。飛行機の中での暇つぶし対策もっとしっかりやればよかった。乗務員さんやおもちゃに期待なんかしちゃいけなかった。でもねぇ、バリでお会いした子連れの方は「ガルーダで来たんですけど、乗務員さんにとても親切にしていただいて・・」なんて言ってたのよ。次の(まぁいつになるかは分からないけど・・)海外旅行は絶対アジア系航空会社にするんだ!多少高くたってそうするんだ!もうコンチでバリには行かないぞ!と固く心に誓ったのでした。 |
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成田-グアム間の飛行機でもらったベビーフード。どろどろで結局食べなかった。でもこのときもらったスプーンはコンパクトで食べさせやすく、今でも愛用中。 |
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息子のためにもらったりんごジュースをしっかり持ったまま寝てしまったダンナ。息子も私の胸で寝ていました。 |
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息子、グアムの空港で上機嫌でハイハイ中。彼にとってはグアムだろうがどこだろうが関係ないのだろうけど・・。 |
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この旅で大好きになった遊び。バギーを押しててくてく歩く。すごくうれしそう。空港は結構寒かったので長袖の上着を着せました。 |
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