井田山便り(41)2002年7月13日(土)9:00〜12:00 雨・曇り・晴れ間

8時過ぎから、ポツポツ雨が降りだし、少しずつ人が集まってからも降り続いていました。
さて、どうしよう、どうしよう。9時前になっても降りやむ気配もないので、説明等は病院の
講堂で行うことになり、まずは、水と、生き物の採集開始。

本日は、川崎市公害研究所の皆さんが講師役です。よろしくお願いいたします。

  
さすが本職、姿かたちが堂に入ってます。下の池からは「クチボソ」も見つかりました。
人が放すとは考えにくいので、カルガモにでも卵が付いてきたのかねー??

   クチボソはコイ科。モツゴとも言う。
   川の中流や下流、用水路などの流れがゆるやかなところにすむ。

 
誰が放したかミドリガメです。これも見事に捕獲。
矢上川に放そうかと話していたら、少年(右)が持ち帰ることに。(母親は渋い顔)

さて、病院の講堂に移動します。
各種測定で水の汚れを調べるのと、水の生きもので汚れの状態を調べる2本立て。

  
透視度計です。自作も可とのこと。          ミズムシ、ユスリカ、イトミミズ、
                               コカゲロウ、モノアライガイなど。
                               みんな真剣な目、目。
                               ミズムシが沢山いるのが特徴とのこと。

配布資料:水を調べる 透視度、流速、DO溶存酸素、COD化学的酸素要求量、PH、水温
       さて、調べた結果はどうかな?
       川の様子について
       知っていますか 川の生きもの 〜かわさき〜
       川に行ってみよう 生物で調べる川の水質
       生活排水対策 とりもどそう清流

次は石井一与さんの講演 「野鳥を通じた環境教育」
  

講演の後は、外に出て、夏の野鳥観察。

  
病院入り口の屋根にツバメの巣。
巣立つ前の雛だそうです。               スズメの水浴び。

  
   ハクセキレイのウォーキング。        どうやら羽が傷ついたハシブトガラスの幼鳥。


野鳥観察のまとめです。今日は何を見たのかなー? 聞いたのかなー?

・スズメの歩き方はホッピング。ハクセキレイはウォーキング。
・幼鳥が見られる季節。スズメ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ等。
・夏鳥はツバメだけ。南から渡ってきている。
・さえずりが聞こえないのは、暑い、繁殖期が終わった、換羽の後、ルネルギーを蓄える、
 などなどが理由。シジュウカラは、2度目の繁殖でさえずることもある。
・巣の中の雛は「巣立つ雛」。羽が生え揃った後は「幼鳥」。
・スズメ、ツバメが良く見られるのは、天敵逃れに人間を利用していることの現れ。
等々。


散策路の方の工事も進んでいます。
  どんぐり広場から、池の方に下りるところ。

2期工事の施工業者も立ち会っていただき、2〜3点、工事内容を確認しました。
・どんぐり広場で、アスフォルト等を取り除いたが、新たに土を入れる必要はあるか。
 →そんなに違和感もないので、必要なし。
・蝶の草原の、植栽エリアの位置等は?
 →全体的には、上から見て、目立たない印象。
   一番上の段のところは、日陰になっているので、枝打ちが必要。
   2段目のところは、スペースもまだあるので、広げるなり、数を増やして欲しい。
・案内板の案内図について
 →・クワガタの森と、コナラの森の間に、境目があるわけではない。
   ・バス停とか、病院とか、周囲の目標物も入れた方が分かりやすい。  等々


夏の草花の様子です。
  
蝶の草原のヤマユリ                  上の池のガマの穂


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