井田山便り(38)2002年5月13日(月)子母口小の見学


子母口小学校(高津区)の5年生が、総合的な学習の時間として、井田山に見学に来ます。
予定は以下の5クラスで、40人×5=約200人です。

  5月13日(月) 9:30,10:30 (計2クラス)
  5月15日(水) 9:30,10:30,11:30 (計3クラス)

そのうち、5月13日(月) 9:30〜の様子です。
  対応は、中部公園事務所の藤井さん
        緑政部の大谷さん
        中原区区政推進課の田邉さん
        育てる会から、渡邉さん、入澤さん、竹井


みんな真剣に聞いています。


・ここは、マンション、墓地が出来る計画もあったが、地元町会を中心とした粘り強い
 活動で、川崎市が土地を買い上げて、緑が残りました。

・市民健康の森は、7区それぞれにあります。川崎区は、、、、幸区は、、、
・市民と行政が、パートナーシップで、場所の選定、整備構想、管理運営形態を検討、
 決めながら、進めてきました。これはなかなか画期的なことです。

・オープンは、去年の9月2日です。
・去年は、入り口広場、池などの平地部分の整備を行いました。
 今年は、山の上の整備と、登り道の整備を行う予定です。


池のまわりで。

・この池は、市民も参加して、みんなで作ったものです。
・水生植物も植えました。ドジョウ、メダカも放しました。
・サギが池を見つけて飛んできて、ドジョウを食べました。
・トンボも飛んできて、卵を生んで、ヤゴも生まれました。

・小川は、多少の生活廃水も入っていますが、大部分は湧き水で流れています。
・小川から水をひいて、池の水がたまります。少ないけど、直接、湧き水も湧いています。

・湧き水は、森に降った雨が地面に滲み込んで、ゆっくりと時間をかけて出てくるもの。
・山の斜面は、大雨が降ったりすると、崩れやすい。
 「土留め」と言って、木の枝などで、水が止まるように、いろいろ工夫が必要です。
 それによって、水が急に川に流れ込まないで、地面に溜められるなど、洪水対策にも
 なります。

 さぁーて、池から、山の上の
                                      どんぐり広場への移動開始。

  どんぐり広場でQ&A。

Q:健康の森って、どうしてついたの?
A:川崎市は「健康都市宣言」をしていてこともあり、森での活動を通じて皆が健康に
  なれば良いなということと、森自体も健康になれば良いなということで付けられました。

Q:森はそのままではダメになるって? 木を伐る理由は?
A:雑木林は、薪、炭を取るために、定期的に木を伐って使ってきた。
  そのまま放っておくと、いつも葉を付けている常緑樹が大きくなって、炭を作る木が
  減っていきますので、定期的に木を伐って、若返らせる必要があります。

最後に、

・毎月、自然観察会もやっていますよ
・教室の中の勉強ばかりでなく、こういう緑の中の学習も良いでしょう、、
・昔は、みんな、こんな森、雑木林をお世話して、遊んできた。体験してみて。


というような感じでした。



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