Wiki は大きくふたつのアイディアから成り立っています。
そのページには、「編集」というリンクがついています。1
そこをクリックすると、今まで見ていたページのコンテンツが 編集可能な状態でテキストエリアに収まっています。
そして脇には「保存」のボタンが…。
テキストを書き換えて「保存」ボタンを押すと、編集された後の ページが表示されます。
Wikiとは、基本的に、 ブラウザから簡単に書き足したり書き換えたりできるページ群2 だと 言えます。
1 ここのページにはそんなリンクはありませんね。ここは特殊なケースです。ごめんなさい。
2 誰でも書き込めるか、パスワード認証などでガードがかかっているかは、 そのサイトの方針によって異なります。
という作業が必要です。名前をつけるのは大抵ファイル名を考えて保存するだけなので 普通のことですが、リンクを張るには、HTMLならタグを書かなければならないし、 BTRONなら仮身をコピーするなりマウスをいろいろ操作せねばならず、 なかなか面倒です。
この面倒を極限まで簡素化するために、Wiki では WikiName という概念を使います。 WikiName というのは、大文字ではじまる単語を複数つなげたもの、と定義されます。 文中に、そういう文字列が出て来たら、それは無条件にそういう名前がつけられた 他のテキストへのリンクである、とみなすのがWikiのハイパーテキストの文法です。
この上の文章を見ると、HTMLのAタグで WikiName.html
へのリンクが張られている
と思います。でもそれはWikiのシステムが自動的に付加してくれているのです。
僕がこのページを編集している画面では、ただ WikiName
とキーボードから
打ち込んでいるだけなので、非常に手軽です。
独自色のある実装
CGIを使わず、手元のパソコンで編集、整形してHTML化してからアップロードしています。 つまり、オンラインでブラウザからは書き込みができません。
編集、整形には、EmacsWiki を使っています。Emacs で編集しながら、WikiNameを使って 他のページへジャンプできたりする優れ物です。