立て抱きで背中をとんとんしていたら、私の肩にくたっと頭をあずけたまま、ま ゆこが寝てしまった。その小さいほっぺに、そーっとこちらのほっぺをくっつけ てみる。は〜あったかい・・・シヤワセなひととき。
ふと、出産するちょっと前に見た、幻のようなもののことを思い出した。神様か らのものかどうか、定かではないけれど、私の心の中に大きな希望を与えてくれ た、あの幻のことを。
60歳くらいのまゆこが、教会の講壇から語っている。年老いたまゆこは、かな り痩せていて、体は不自由になっているようなのだけど、人を包みこむような温 かい雰囲気を持ち、たくさんの婦人の前で神様を証しする励ましの言葉を語って いるのだ。力に満ちて・・・。(もしかして、まゆこは牧師婦人なのかな?)そ の幻を見ながら、私はそんなふうに思った。
イエス様の成長を見ていたマリヤは、イエス様にまつわるすべてのエピソードを 、ひとつひとつ心に留めて思いめぐらせていた、というようなことが聖書には書 いてある。マリヤのその気持ちは、同じ母親である私にも、ちょっぴり分かる気 がする。わがやの子どもたちについても、神様はいろいろなことを計画して下さ っているようだ。「主によって語られたことは必ず実現すると信じ切った人は、 なんと幸いなことでしょう」とマリヤは言ったが、今、その言葉とともに、(あ なたにも、マリヤのような信仰がなければなりません)と語られる神様の声が聞 こえるような気がしている。
以上、1日分です。
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