(ママのシャツのハート模様を指差しながら)
「あ、ばぶ。だーーいしゅ」
(あ、「ラブ」だ。
恵嗣郎くんだーーい好き、ってことだよね。)
・朝 ごはん あじの干物 かぼちゃの煮付け ワカメとほうれんそうの味噌汁 海苔 ・昼 カレーライス ほうれんそう入り厚焼き卵 レンコンとひじきと枝豆の炒め煮 フライドポテト フライドチキン ・夜 ごはん ピリからツナ豆腐 餃子 かぼちゃの煮付け そら豆の塩茹で ワカメとほうれんそうの味噌汁
今日は、幼稚園の一日体験入園があった。 8:00すぎに朝食を終えた倫太郎は、 誇らしそうな表情で真新しい制服を身につけ、 その途中で鏡を見ながら何度も 「りんちゃん これ にあうねー」 などと言っている。 白い丸衿のブラウスに、 サスペンダーのついたチェックのズボン、 その上に紺のセーター。 ほんとに可愛い。 9:00に玄関を出れば、 のんびり歩いても9:15頃には着けることがわかった。 いいお天気。 幼稚園の門をくぐると、 各クラスの前に机が出ていて、 そこで名前を言うと、先生が帽子と名札をつけてくれる。 クラス分けは、どうやら「住所」を基準にやっているらしく 倫太郎は、近所のTくんとNちゃんも一緒の ふたばぐみ。 ピンクの帽子と名札がついて、 ますます可愛い姿になる。 しばらく園庭で遊んだ後 子どもたちは教室の中へ。 たいていの子がすっと親から離れ、 楽しくて仕方ないといった様子で部屋の中に駆け込んでいく。 倫太郎もまったく問題無し。 保護者は2階のホールに集められ、 子どもたちが先生に連れてこられるのを待つ。 散り始めたサクラが窓ガラスいっぱいに広がっていて とてもとてもきれい。 恵嗣郎を抱いて、ベランダから 園庭のあひるやウサギを眺めて時間をつぶす。 やがて子どもたちが入ってきて、 保護者と対面するや否や、 みな緊張の糸が切れたのか、無政府状態になる。 走り回る子、叫ぶ子、前にいる友達の帽子をとる子、 親を見つけて泣きじゃくる子、とっくみあいを始める子・・・ 倫太郎もご多分にもれず、 ふらふらと舞台の上をさまよいだし、 「はいはいはいはいー」 と連れ戻される。 園長先生はあまり気にならない様子で かまわずマイクを取り、 とってもいいかげんな担任紹介を始める。 担任の先生が立ち上がって 「よろしくおねがいしまーす」 と頭を下げると、なぜかつられて そのクラスの子どもたちもみな 立ち上がってしまうのが、見ていておかしい。 それが終わったころには少し静かになりはじめ、 今度は先生たちによる人形劇がスタート。 「耳が長くて、おめめが赤い動物って、なにかなー?」 という問いかけに Nちゃんはひとりだけ正座したまま 「ひつじー」 と答えたりして、 「面白い、面白い」 と先生から頭をなでられている。 Tくんのママは 「Tくんがじっとすわってんのが信じらんない」 と言いつつ、嬉しそうにしている。 歌を歌ったり、劇を楽しんだりして 瞬く間に時間が過ぎていく。 最後に、ひとりひとり先生から ラムネのついた色紙製のペンダントをもらい、 首に下げて帰る。 とても満足そうな倫太郎。 よかったね。
お手伝いのとき、 倫太郎に包丁を使わせるのが ちょっと心配だったのだが 上手にフォローしてやれば、 1歳からでも使えるものらしい。 今日は、ママの指示のもと、 倫太郎ひとりで豆腐と長ネギを切り、 味噌や砂糖、ごま油などをカップで混ぜて煮汁を作り ツナ豆腐(マーボー豆腐のツナ缶バージョン)をこしらえた。 片栗粉で「とろみ」がうまくつけられなかったのだけが 次回の課題。 うまくなったなあ。 恵嗣郎もやりたがるのが難しいところ。 おととい、みんなでいっしょにやったのが スタッフドピーマン。 具をこねるのと、整形を倫太郎が担当して できたのを鉄板に並べるのを恵嗣郎が担当していた。 が、どうしても作業量の差があって 恵嗣郎の方が暇になってしまい(当たり前) 並べたやつで積み木を始めたり、 しまいには「ぽい」と言いながら投げたりして 阿鼻叫喚であった。 そのまえにいっしょにやったのが やはり具をこねて整形する作業のある餃子。 このときも、皮でそれっぽく包むのが倫太郎の担当で 皮の真ん中にスプーンで具を置くのが恵嗣郎の担当だったのだが、 どうしても作業量の差があって 恵嗣郎の方が暇をもてあましてしまい(当たり前) スプーンを「てこ」のように使って あちこちに具を飛ばし始めたり、 皮でちぎり絵をこしらえたりして 阿鼻叫喚であった。 でも、子どもといっしょに料理をするっていうのは ほとんどママのライフワークだからなあ。 作業に没頭して、台所がシーンとなって、 子供たちの鼻息だけが聞こえてきたりするのが 面白くて止められないんだよなあ。
倫太郎が借りてきた 「こぐまちゃん いたいいたい」を読みながら つい涙をぽろぽろこぼしていたら 倫太郎が心配したのか 「ママ、どうしてないてるの?」 と尋ねる。 「だって、こぐまちゃんかわいそうなんだもん」 と答えると 「そうだね、いたいいたいって いってるもんね」 と神妙にしている。 ママは、何でもないような表情を作って 目からだけ涙を流しながら 続きを読む。 ママホントはね、 よその人に嫌なこと言われて 心の中が「痛い痛い」になってることに 今、気がついたんだよ。
・朝 ごはん しらす干し 海苔 ・昼 ごはん 納豆 海苔 きゅうりにマヨネーズをつけたの ワカメのごまドレッシング和え ・おやつ グレープフルーツ ホットケーキ ・夜 ごはん 韓国風スープ(豚、ニンジン、大根、長ネギ) 焼き魚 枝豆 ワカメとモヤシのサラダ ・デザート 黒ごまトリュフ ヨーグルト
最近、育児がちょーきつい。 たいていは、体力的なものじゃなくて、精神的なもの。 なんとかがんばれる日もあるんだけど、 だめな日はだめ。 思うように運ばないことがあって、 いっぺんイライラしはじめると、もう そこからお祈りを始めても いっこうに元に戻れない。 これは私の本質的な性格なのだが いったん進みはじめると、 その道が間違ってようが遠回りだろうが 途中で抜けられなくなってしまうのである。 (ゆえに、パパからは 「はまりみち あゆみちゃん」と呼ばれている) お祈りしてもだめ、というのは すごい惨めな気分である。 なにしろ、自分の心に 神様の慰めさえも届かなくなってしまうのだから・・・ そこで、そういうときは 自分か物に当たるようにしてるのだが、 ほかにいい解決方法はないもんだろうか・・・ と、毎回思う。
・朝 ナスとトマトのピラフ カイワレとワカメとアボカドとレタスのサラダ ・昼 パン屋さんのパン お茶 ・夜 ひじきとツナのチャーハン 博多餃子 ワカメとネギの韓国風スープ ・夜食 手作り源氏パイ
4月27日、午後から幼稚園でお誕生会があった。 4月生まれの子どもたちだけが、 制服を着用して、その父兄と一緒に講堂に集まり、 クラスごとにお遊戯と歌を披露して、人形劇を鑑賞し、 最後に園長先生からお祝いの品をいただく・・・ といった内容だったのだが、 いちばん印象に残ったのは、コスプレ風お遊戯。 たぶん、こういうのが 園長先生の好みなんだろうなあという感じだった。 なにしろ、先生自身、 朝礼のない雨の日は、暇だからといって、 お化けの格好とかピエロの格好とかにわざわざ着替えて クラス中を練り歩き、子どもたちから 面白がられたり疎まれたりしているのだから。 で、そのお遊戯だが、 年長さんから順に披露されたので、 年少にあたる倫太郎の出番は、ほぼ一番最後だった。 よそのクラスの知らない子が出ている間は けっこう私も無関心で、 うろうろと落着かない恵嗣郎の相手をしながらということもあり 適当に流してみていたのだが、 いよいよ舞台に我が子らが出てくると、 そのあまりの可愛さにボーゼンとなってしまった。 頭には、苺の形をした、ヘタつきの帽子。 襟元には、真ん中に苺のついた、黄色い大きなリボン。 ズボンのポッケにもふたつの苺。 衣装も振り付けも、全部 担任の先生の手によるものらしいのだが そういういでたちをした子どもたちが、 「いちごのかくれんぼ」という曲に合わせて はずかしそう〜に微笑みながら 手をつないで回ったり、キュートなポーズをとったり・・・。 舞台の上を、ところせましと跳ね回っていた 年長さん・年中さんの物慣れた様子に比べ、 年少さんの、その初々しい雰囲気といったら!!!!!! そでで眺めているコスプレ園長も(←おい) 腕を組んだ片手であごをさすったりして 実に満足そうな面持ちだった。 あんまり可愛かったので、式が済んでから 画用紙で出来たその衣装をそっくりいただき、 帽子は私がかぶって帰りました。(←おい)
そのお誕生会のとき、 印象的だったのがもうひとつあって、 それは、年長さんの披露した 「ぶん ぶん ぶん」だった。 横一列に大太鼓、タンバリン、トライアングル、木琴、と それぞれ楽器を構えた4人の子供たちが並び、 担任の先生がピアノで伴奏しての合奏だったのだが・・・。 前奏がはじまると、まず、 前のめりになって待ち構えていた木琴の子が、 2本のばちで 「♪ぶん ぶん ぶん・・・じょいん!」 と派手に演奏開始。 「じょいん!」というのは、 低い音から高い音へ、ばちを一気に滑らせて出す音なのだが、 (ここが見せ所!) といわんばかりの速さで 大きく手を振り上げるものだから、 おかしくておかしくて仕方がない。 ところが、木琴はそれだけで終わり。 続けて、真ん中に並んだトライアングルとタンバリンが 「♪は、ち、が、と、ぶ、」 のリズムで楽器を打ち鳴らすのだが、 タンバリンの子の体がどうも硬いというか、 力んでしまっているようで、 片手で楽器を振って音を出しながら、 自分もよろよろ前に出て行ってしまうのだ。 あわや!というところで、となりの大太鼓が 「♪どん」 といっぱつ調子良く打つ。 すると、舞台から落ちかけていたその子は はっと我に返り、はじめの位置に歩いて戻る。 すると、また前のめりになった木琴が 「♪おいけの まわ・・・じょいん!」 と豪快にばちを滑らせる。 そのパフォーマンスに目を奪われていると、 再びトライアングルとタンバリンが 「♪お、は、な、が、さ、い、」 とリズムを刻み、 トライアングルが落ちそうになったところで 大太鼓が景気良く 「♪どん」 このくりかえし。 しかも、妙にテンポがゆっくりで おまけに3番まであるのだった。 最初にこらえきれなくなったのは、 客席で見ていた若い先生で、 涙をこぼしながら遠慮なく笑い転げたので、 つられて場内がどっと沸いていた。 しかし、何人かの父兄が、笑いながらも 「感動したぁ」 言って、涙を押さえていた。 子どもの真剣な姿って、やっぱり可愛いくて、 じーーんと来るものがあるんだよなあ。 私も、4年間育ててきてよかった!! と しみじみ思ったお誕生会だったのでした。
以上、5日分です。
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