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ま日記

─── 1999年05月下旬 ───
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1999年5月26日 (水)

♪ カルトは いやん

今日、図書館に行ったときに なんとなく思ったのが、 「キリスト教とは何の関係もない 一般書の中から、倫太郎に、いい本をたくさ ん見つけてあげたいな」 っていうことだった。

私自身が信仰を持っているだけに、ともすれば、子どもになにかとキリスト教的 な環境を与えて満足する、という方向に行ってしまいそうな気がするのだ。で も、それって 一見正しそうだけど、何かがズレているように思えるんだよね。 今は、ただのカンでしかないんだけど、たぶん、このカンは当たっていると思 う。

そうだな・・・ あえて説明を試みれば、これが行き過ぎると、家庭が「カルト」になっちゃう気 がするのだ。これはいい、これはだめ、って親が勝手に決めながら、子どもの前 を歩いていってしまう感じ。マインドコントロールの一種の「情報コントロー ル」ってやつね。で、子どもがちょっと反抗したり、自分なりの意見を言ったり すると、「神様」っていう印篭を持ち出して 自分に都合よくまとめようとした りしてさ。 そーゆーのってよくないよね。 いや、私は未熟者だから、やってしまいそうだというおハナシなんだけど。

というのも、最近、私と一緒にいるときの倫太郎がすごくイイコに見えるもの で、なんだか急に不安を覚えちゃってね。

だって・・・ 私に本気で叱られると、涙眼でぺこぺこ謝った後、 「おかーしゃーん、かーいい♪」 「だっこ」 とごきげん取りまでするのに、じじばばに叱られても その場から走って逃げる だけで、屁でもないぜっていう素振り。それに、うちでは じっくり座って絵本 を読んでいることが多いのに、じじばばの家に行くと、テレビをつけ CDプレー ヤーで音楽を流し プラレールを走らせながら 落ち着きなく走り回ってる。あ と、じじばばには、見ている私が内心焦るくらいのワガママや反抗やいじわるを するのに、両親に対しては そういうのは ほとんど無し。

ま、子どもなんて、そんなものなのかもしれないけど。いいのかな、ってちょっ と気になってるの。私の前だと盆栽で、ほかの場面では野生、なんてふうでなけ ればいいんだけど。 ・・・しかし、なんだかすごーくはじめの話からそれたわね。

知らず知らずのうちに、自分の狭い価値観の枠の中から 倫太郎がはみ出さない ようにはみださないようにと注意を払って育てているんじゃないかなあって、反 省したんだ・・・ ってことを言いたかったのかな、私。


1999年5月27日 (木)

♪ 今度も「大きい」らしい/ついに聞いちゃったあのこと
_今度も「大きい」らしい

おとといは、妊娠後期(27週)の超音波診断を受けてきた。

白黒のモニターに、赤ちゃんの姿が影絵のように映っている。一直線にならんだ 背骨。規則正しく拍動する心臓。頭蓋骨にぽかんとあいた大きな目の窪み、よく 動く足・・・。 ひとつひとつのパーツがとっても可愛くて、なんだか感心してしまう。

「大きいですねえ」

と先生。

「こことここをこうして測って体重を割り出すんですけど、1200グラムくらいあ るなあ。これだと、29週くらいの大きさですねえ」

怪訝そうに言う。 大きい・・・・・。

「実は私、いつ妊娠したのか覚えてないんで、予定日も適当なんです。先生がそ のうち様子を見て(予定日を)修正してくれるかも、って 初診のときカルテを 作ってくれた助産婦さんが言ってました」

「え、そうなの〜?(驚)全〜然覚えてないんだ?」

はい、すいません。 でも、倫太郎も大きかったから、今度の子も それに輪をかけて大きいのか も・・・。4000グラム越してたらどうしよう。骨盤の小さい私には産めないわ よ。いやん。

_ついに聞いちゃったあのこと

先生はまるで、レジ係がバーコードを読み取るような仕種で、私のお腹の上のス キャナーを つるつる移動させていく。なんだかスーパーの品物になったような 気分。

それにしても、のんびりしていて気さくな先生だ。画面を見ながら、胎盤の位 置、頭の位置、内臓の出来具合、指の数など、微に入り細に渡って説明してくれ る。それで私も、話のついでに、つい、あのことを尋ねてしまった。 そう、あのこと。

「そろそろ分かるんでしたっけ、性別・・・」

「ええ、あんまり教えないようにって言われてるんですけどねえ。でも、最近は ほとんどの方が聞かれますねえ」

とぼけたふりして質問した私に、とぼけたふりして答えた先生。 画面の方は、脳、心臓、胃、肝臓、と順々に下がりながら体の断面図を映してい る。

「大丈夫。ちゃんと形が出来てますね」

次はあそこだ。たぶん、あそこ。 興味津々のため、しつこく話を戻してしまう私。

「教えないのは、間違ってるってこともあるからですか?」

「そうですねえ、ま、十中 八、九は当たってるんですけどねえ・・・。外れる のは、足で隠れてて見えなかった、とか、角度とかで女の子だと思っちゃったり ね」

しょうがないな、という感じで、先生が画面を探す。そして、ややあって、ぽつ っと一言。

「ほら、ここに、こう、ね・・・。なってますよね。これを見る限りでは、でし ょうね。内緒にしておいてくださいねえ」

おおお、たしかに、たしかに。このライン、このシルエット、素人の私にも分か るではないか。そっかあ、そっかあ、オ○○のコにほぼ確定かあ。 お腹をしまいながら にやにや。会計を済ませながら にやにや。ダーリンにはも う少し秘密にしておこうかなあ。


以上、2日分です。
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のこちゃん