山口県 Yamaguchi prefecture
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3日目も強硬スケジュールで萩の町並み散策、萩焼の窯元見学と蒲鉾店に寄り買い物 その後 秋吉台に行き秋芳洞を見学、昼食の後 広島の安芸の宮島に行くと言うものであった。ここでは山口県の萩と秋吉台を訪れた際撮った写真を掲載する。帰ってから萩や津和野の集中豪雨による災害を聞くにつけても梅雨明け前に行って良かったのかもしれないなと思うが、集中豪雨当日のツアーの人達はどうだったんだろうと人事とは思えないのである。

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窯元の白壁と萩焼のレリーフ

まずは萩焼の窯元見学(買い物?)して お土産に萩焼を買う。バスに戻ってくると随分買い込んでいる人も見受けられた。勢いに乗って蒲鉾店に立ち寄りここでも皆威勢のいい掛け声につられて萩の蒲鉾を買っていた。
  萩 江戸屋横丁

萩の町並みの散策は1時間足らずで、自分はお店巡りなどはせず家族と別れて歩く。江戸屋横丁には円政寺や木戸孝允の旧宅などがある落ち着いた町並みである。
萩 菊屋横丁

菊屋横丁は菊屋家住宅や高杉晋作誕生の地などがあり、なまこ塀で有名で「日本の道百選」に選ばれた美しい道である。
萩 菊屋横丁

白い壁の上に黄色い夏みかん一つ。
高杉晋作誕生の地

高杉晋作は萩藩士高杉小忠太春樹(二百石)の長男として この菊屋横丁の家で生まれた。ここには実際の末裔の人がいて高杉晋作の人となりを説明してくれる。長州藩の尊皇攘夷派の急先鋒として活躍したことは有名だが、維新を見る前に29歳の若さで亡くなった。
高杉晋作銅像

吉田松陰の門下生で伊藤博文とは友達だったという。民兵組織の奇兵隊を組織し長州藩の倒幕勢力の軍事基盤を築き明治維新に大きな働きをした。
萩には高杉晋作以外にも維新で活躍した人が大勢いるが、高杉晋作関連のものが良く目に付く。
  キアゲハ

塀に竹筒を掛け古今の詩歌を記している家があった。 詠んでいるとキアゲハが一匹飛んできた。
円政寺

残り15分ぐらいあったので江戸屋横丁にある円政寺に寄る。バスガイドさんによれば高杉晋作と伊藤博文が子供のころこの寺でよく遊び、怖がった天狗の面があるというので訪ねることにした。お寺なのだが神仏混合がそのまま残っているような形態である。
円政寺金毘羅社殿

十二支の彫刻がめぐらされた特異な建物である。 この拝殿の前に天狗の面が掛けられている。
金毘羅社の天狗の面

昔は頬髯を生やし金色のピカピカする眼光だったそうだが、それほど怖いとは思えない。
高杉晋作は家人に連れられて何時もこのお面を見せられ物恐れをしないようにしつけられたと言う。また伊藤博文はこの寺の住職に読書、習字を習ったと言う。
幕末の密留学 長州ファイブ

密留学と言う言葉が面白い。伊藤博文や井上馨ら5名が記されている。
ちょっと失礼

紫陽花の向こうにちょっとはしたない格好のワン君が暑さでうだってました。

   境内に咲く赤い花

住職さんと思われる方に吉田松陰のことに関連して 萩はどうして明治維新で活躍した人を多く輩出できたのか,吉田松陰はあの若さでなぜそれほどの影響力を持てたのかと尋ねると、良くぞ聞いてくれましたとばかり話し始めた。彼の話では関ヶ原後徳川により毛利氏は萩に左遷されたが 禄高が少ないため優秀な人材だけ厳選し少人数しか萩に連れて来れず、藩の無念な過去を払拭したいと言う思いが強かったのと、そのため教育に力を入れ、吉田松陰も教育を受けた松下村塾などの下地があったためで 吉田松陰の力だけではない、ちなみにこの通りには大臣が何名、東大卒が何名と話し始めた。聞いていたかったがバスの出発時間に間に合わなくなるので早々にお暇してしまった。 バスに戻ると皆も萩では時間が足りなかったと不満を言っていた。
長者ヶ森

秋吉台の近くに行くと一部だけこんもりした森が見える。バスガイドさんによればある物語があり(諸説あるようだ)昔長者が住んでいたのだが火事になり、その後が森になったとか。

秋吉台のカルスト台地

カルスト台地とは石灰岩など水に溶解しやすい岩石で出来た大地が水などによって浸食されて出来た地形を言う。

写真はHDR加工処理

秋芳洞

黒谷口より入り約40メートルほど下るので、地底内部は地上より4、5度低く ちょっと肌寒い程である。
秋芳洞 百枚皿

洞窟内部の探索はちょっとアドベンチャー的で意外と面白かった。夕食の時同じツアーの中年女性の仲良し4人組は最近イギリス旅行から帰って来たばかりなのに またすぐこのツアーに参加したという。ツアーの内容を見て面白そうだとすぐ予定を組むらしい。今までのいろいろなツアー旅行であった面白い話を聞かせてくれた。他の車のせいでバスが坂から転げ落ちそうになりツアー客が力を貸した話や、ミステリーツアーなど団体旅行ならではの結構エキサイティングな体験もあるようだ。
秋芳洞内を流れる川

出口に近づくと川が濁流となり激しく流れていた。案内の人が昨日からの豪雨で3時間ほど前まではこの辺りは川が増水して膝あたりまで水に浸かる様な状態だったそうだ。ちょうど水が引いた後に入ることが出来たのでラッキーであった。
地上の光

秋芳洞入り口より地上に生還。地上の光はやはり美しい。

秋芳洞の商店街のお店で皆と昼食後、広島の安芸の宮島に向かう。



To be continued

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