2日目は庭園で有名な足立美術館、当初の目的地の出雲大社、津和野と島根県の海沿いを縦走して山口に入り萩温泉で宿泊するというものであった。足立美術館や出雲大社では天気はそれほど悪くなかったが、津和野に近づくとゲリラ豪雨に会い、予定されていた町の散策は中止になるだろうと思ってたら、予定通り雨の中強行された。 個人旅行だと絶対ホテルで過ごすと思うが、雨の中の散策もまた面白いと思った。この頃からバスの近くの席の人や食事で同じテーブルの人たちと話すようになった。東北のボランテアで作業後の帰りのバスの中でよくお喋りするのに似ているなと思ったりした。 |
足立美術館の庭園 足立美術館は地元の実業家 足立全康の創設した名園と名画を調和させた国際的に有名な美術館である。本館と新館からなる日本画のコレクションと枯山水庭、白松青松庭、苔庭などの庭園からなる。 |
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枯山水庭園(ガラス越し) 日本画の鑑賞をじっくりする時間がないので自分は庭園の写真に時間を割くことにした。ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング誌で世界で最も美しい日本庭園として選ばれ続けている。 |
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苔庭 苔を主体とした京風の庭園。秋には紅葉がいっそう映えると言う。 |
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掛け軸ビュー 床の間の壁をくりぬいて、あたかも一幅の山水画が掛かっているように見せる趣向。写真でいう額縁効果である。 |
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枯山水庭園(ガラス越し) 庭園内を散策することは出来ず、ガラス越しか、庭の入り口付近しか近づけないが、手入れがよいのでガラスはとても綺麗である。反射に注意してコントラストをあげればガラス越しとは思えないように写る。 庭園を見ながらお茶も出来る喫茶室もあるが、かなり値段が高かったように思う。 |
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亀鶴の滝を望む 前方には山のようなものがあり滝が流れ落ちている。随分手の込んだ庭園である。この時も何人かの庭師が作業をしていた。 |
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白砂青松庭 横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた庭園。 足立美術館を後に 宍道湖を眺めながら出雲大社に向かう。 |
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出雲大社の「さざれ石」 由来によれば 日本国歌である君が代の基になった和歌に歌われていた石であるという。「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて 苔むすまで。。。」。 |
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神迎祭と神在祭 10月は一般に神無月というが 出雲だけは神在月といい、日本中の八百万の神々が出雲に集まると言う。旧暦の10月10日より神迎祭、神在祭、縁結大祭と神事が続く。 |
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神楽殿の大注連縄(おおしめなわ) 人と対比すると如何に大きいかがわかる。正面破風の装飾にステンドグラスが使われていると言うが確認出来なかった。 |
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御慈愛の御神像 神話「イナバの白うさぎ」で知られる白うさぎとそれを助けた大国主大神の像。 |
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ムスビの御神像 大国主大神が若い頃、日本海の荒波の向こうから現れた「幸魂奇魂」(さきみたまくしみたま)を授けられて結びの神となったと言う神話の一場面を再現している。 |
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拝殿 拝殿であるが遷宮が行われた平成25年5月までは御仮殿(大国大神の仮のお住まい)になっていた。 |
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八足門から御本殿に向かって参拝する人々 美しい彫刻がほどこされた寛文7年(1667)建立の門。 |
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楼門と御本殿 御本殿内部は公開されていない。格子戸越しに見ると御本殿はほとんど見えないが、大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式で、確かに日本最古の歴史建造物だと感じることが出来る。出雲大社では60年に一度御本殿の厚さ1メートルのひわだ葺きの屋根を葺き替えて御遷宮を行う。 |
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十九社横の縁結びのおみくじ 十九社(神在月に集まる神々の宿泊する所)の横の木には縁結びを祈願したおみくじが所狭しと掛けられていた。 |
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神楽殿後ろ側より そろそろ時間が無くなって来たので、バスの駐車場に戻る。我々は時間の関係から四の鳥居から入ったが本来は一の鳥居から4つの鳥居をくぐって拝殿に進まなければいけないのだろう。 |
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祖霊社 「萬古之命脈」 「千古之祖心」 とある。何か分かったような分からないような。どの社にも大きさは違うが出雲大社独特の注連縄(しめなわ)があるようである。 昼食は出雲蕎麦膳でお吸い物に蕎麦が入っているようなもので、蕎麦はやはり東日本の方が自分の好みに合っていると思った。 日本海を右に山陰本線沿いに延々とバスで津和野を目指す。 |
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津和野のメタポの鯉 津和野に近づくと突然雨が土砂降りとなり、津和野の町歩きはないなと思っていたら、しっかりお土産屋に寄り、雨の中を店の人が町を案内する。 |
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殿町通り なまこ壁横の掘割には錦鯉が飼われている。殿様が養殖した鯉を放流したことが始まりと言う。 |
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鷺舞 この鷺は祇園祭りや三社祭で見たような。 |
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太こ谷稲荷神社の鳥居 この先に日本五大稲荷の一つと言う太こ谷稲荷神社が高台にあると言うが、時間がないので行けなかった。 |
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津和野町役場津和野庁舎 かなりレトロな町役場である。 |
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津和野カトリック教会 本格的なゴシック建築であるが、礼拝所は畳敷きであると言う。 雨は一向に止まないが ようやく2日目が終わり萩温泉に向かう。 To be continued |