Bernie and Art Production, since1969
Takanano Factory Jun Takana
Tsukushino, Machida, Tokyo





03/15. 2026 更新 >> past articles 以前の記事
(『東京人』2月号 掲載の)
文筆業、イラストレーター・
金井真紀さんが行なっている
《排除ベンチに無理やり寝転
がってみる、まぬけなレジス
タンス運動》が 興味深い ↓↓

●●●
東京のいたるところで意地悪
な「排除ベンチ」を見かける
ようになったのは、この15年
くらいだろうか。座面に仕切
りや傾斜をつけて、わざとゆ
ったり過ごせないベンチをつ
くるとは。(中略)あのベン
チからは「ここは優しくない
街です」というメッセージが
じわじわと滲み出ている。

岡本太郎
「座ることを拒否する椅子」

イスの歴史は、座り心地のよさや
気持ちのいいデザインをめざして
進んできたはずなのに、だからこ
そ岡本太郎の「座ることを拒否す
る椅子」(1963年)がおもしろか
ったわけなのに、その流れをひっ
くり返す仕儀である。
●●●
数年前のある日、わたしはふ
と思いついて排除ベンチに横
たわってみた。ベンチ中央に
取り付けられた仕切りに体を
通すため、お腹を必死で引っ
込める。一緒にいた友人がゲ
ラゲラ笑いながら写真を撮っ
てくれた。


以来わたしは、排除ベンチを
見つけるたびに「どうやった
らここに寝転がれるか?」と
考えるようになってしまった
。とりわけ幅が異常に狭いベ
ンチとかバランスを崩したら
落ちる円筒型など、難易度が
高そうなやつに出会うと、チ
ャレンジ精神が掻き立てられ
る。これがいわゆる「排除ベ
ンチに無理やり寝転がってみ
る、まぬけなレジスタンス運
動」で、いまも気が向いたら
ときどき実践している。
いろいろ検索していたら、
排除ベンチに寝転がる著者の
写真が現れた、愉快な人だ ↓


ずっと素人、もっとあの人。
文筆家 金井真紀さん:
Book Club Kai
→ 金井真紀:Instagram
t o d a y s h a i k u
花冷や猫のすりよる
駅ベンチ(井原国男)
【 03/13, 2026 】
マテウシュ・ウルバノヴィチ
作品集『東京店構え』を読む
(MdN, 2018年5月刊)
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東京にあるスタジオで、アニメ
監督・新海誠氏のもとで背景美
術を手がけていた 2016年3月
に、著者がプライベートプロジ
ェクトとして始めた、東京のノ
スタルジックな店を描くイラス
トシリーズをまとめた作品集



月島・植村屋でのロケハン
(著者マテウシュと妻のカナ)


建物の位置マップもイラスト
(判りにくいところがご愛嬌)
●●●
各建物は、見開きで紹介されて
いる。左頁が全体イラスト、右
頁がパーツの解説という構成 ↓



▲ 神保町・鶴谷洋服店
元は注文仕立て専門のテーラーだ
が、現在はさまざまなレトロなア
イテムを扱う雑貨屋となっている
もひとつ、
私の好きな建物を



▲ 神田・栄屋ミルクホール
現在はラーメンやカレーライスの
ある食堂として営業している


自宅アトリエ内部や、イラスト制
作工程もていねいに紹介している

表紙見返し部分のスケッチ
●●●
本書はイラストを用いた絵本の
ような書籍です。私は建築家で
はありませんし、そのふりをす
るつもりもありません。私がや
りたかったのは、色とりどりで
ユニークな特徴を持つ東京のお
店を、水彩で描くことでした。
イラストには多少の脚色や装飾
がありますが、それはアーティ
ストにおける表現の自由として
許していただければと思います
(「あとがき」より)
t o d a y s h a i k u
春の灯のまたゝき合ひて
つきしかな(久保田万太郎)
【 03/11, 2026 】
『広報東京都』3月号で
紹介されていた「都星人」

渡世人ではありませんよ、
念のタメっ


明るく幼稚な広報紙
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東京都のAI広報アバター
都星人 Tokyonauts





「都星人」誕生!:YouTube
◎きょうのおまけ:



センター・コア・エリア(赤色部分)
内ではおおむね完了し、現在は環状七
号線内側エリア(黄色部分)に拡大中

説明しているのは多摩地域に居住する
ふくほう君、私の住む町田市も(都知
事悲願の)無電柱化すすめてくれぇ〜
t o d a y s h a i k u
春の日やボタン一つの
かけちがへ(久保田万太郎)
【 03/10, 2026 】


上写真:語源由来辞典より
語源由来辞典の写真は 愉快だ!
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「呆気」の語源は、「呆れて
口を開ける」の「開け」 で、
促音化したものが「あっけ」。
その形容詞「あっけり」の過
去形が「あっけたり」で、さ
らに「あっけら」→「あっけ
らか」→「あっけらかん」と
変化していったそうだ

また、
五百羅漢像の中で、あんぐり
と口を大きく開いているもの
を「呆気羅漢」と呼んだから
という説もある…
(↑ ナッシーの語源帳より)


写真右端が、口を大きく開けている
羅漢像 @川越市・喜多院
(上写真もナッシーの語源帳より)
t o d a y s h a i k u
隠れ地のどれも小ぶりの
藪椿(柿本麗子・沖)
【 03/08, 2026 】
(近所の蕎麦屋で)
雑誌『婦人画報』3月号を
眺めながら蕎麦前を愉しむ


『婦人画報』3月号
3月号のなかで、
連載:杉本博司「折々の花」
第60回・弥生【耳の三木】の
写真・文が特に印象に残った
●●●
利休が創案したという詫びの
極致・竹花入には「耳の三木
」と呼ばれた彫刻家三木富雄
(1937-1978)の 耳と鼻の石
膏作品が嵌められている

花入から落ちる紅い椿の花は
、利休の高弟・山上宗二が、
秀吉の小田原北条攻めの陣中
で秀吉の激昂を買い、耳と鼻
を削がれ殺されたことを暗示
している。いささかグロテス
クな表現でやりすぎもとでは
なかろうか …


【今月の花】
藪椿、猿捕茨の芽出し
スマホで撮影→ PCで歪みを修正

●●●
「私がまだ二十代だった頃、
ニューヨークで一年を共に過
ごした友人がいた。彫刻家の
三木富雄だ。」

「三木は耳の呪縛から逃れよ
うと必死にもがいていた。そ
こで三木は石膏で耳を作りつ
つ壊していくという過程その
ものを、アートにしようと思
いついたのだ。その過程を私
が大型カメラで記録し。その
写真を東京の南画廊で発表し
ようというのだ。」

しかし、この共同制作作品の
展覧会開催はにべもなく拒絶
されてしまったそうだ

「それから暫くして三木は京
都で客死した。私はその顛末
を書きたくない。一年後には
南画廊の志水さんも経営破綻
の末に自死してしまう。その
後十年程、私は日本の現代美
術界から距離を置き、ニュー
ヨークで蟄居するようにして
制作に励んだ。」
●●●
29歳の杉本は、南画廊でデビ
ュー展を開いたが、三木は顔
を出さなかったという。三木
との確執?は読んでいて辛く
なる
→ 三木富雄:Wikipedia
→ 杉本博司:Wikipedia
t o d a y s h a i k u
隠れ地のどれも小ぶりの
藪椿(柿本麗子・沖)
【 03/07, 2026 】

春の揺らぎ、
自販機の前




ミラー返しにしてあそぶ
◎きょうのおまけ:

自販機の台数は、2000年を
ピークに 年々減ってきてい
るのだそうだ。いい気味だ



街角から自販機が消えていく
その背景と今後の展望は
フードジャーナリスト・山路力也
Yahoo! News:2026/03/06
(上画像:生成AIにて作成 ↑↑)
t o d a y s h a i k u
時計屋の時計春の夜どれが
ほんと(久保田万太郎)
【 03/06, 2026 】
日に日に世界が悪くなる
気のせいかそうじゃない

黄昏の街西向きの部屋
世界どう?って
じぶんにたずねてみる

そんなじゃダメだと
思った時、帰る場所を
おもいだす

(ゲージツの場合)
せかいどうに向かって
今夜も散歩しましょうか


美術の殿堂・世界堂の包装紙★
額は IKEA 40×50cm
いまさら
アートのまつりだね
野垂れ死ぬかもしれないね
とほほだね

朝ドラ主題歌 笑ったり転んだり
→ Uta-Net
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時計屋の時計春の夜どれが
ほんと(久保田万太郎)
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まちなかアートコレクション
Art Collection in Town






いつものあそび
Les objets d’usage quotidien

