Bernie and Art Production, since1969
Takanano Factory
Jun Takana
Tsukushino, Machida, Tokyo
10/24, 2025 更新 >>
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『美術手帖』2025年4月号
月評・清水穣「文字の力」より
『北川一成、日野公彦、山本
尚志「文字と余白』
展
@Yumiko Chiba Associates
( 2025/01/21〜03/08 )
デザイナー・北川一成、書と芸術の
新たな接続可能性を探求する山本尚
志と日野公彦による展覧会。
美術、書、デザインといった異なる
領域を超えて、文字と言葉、余白に
ついて再考し、コンセプチュアル・
アートの文脈にも連なる文字とアー
トとの新たな関係を探る。
「文字は言葉の意味に情報を持たせ
て視る者へ伝わる。文字は絵。書き
手と読み手の人生体験が視覚や音や
意味をからませて情動に響き合う。
文字は絵。そこには忘れてはいけな
いものが存在しています。余白です
。余白は透明なので視えない人もい
る。視えないからといっても視る者
へ感じさせていることは確かだろう
」(北川一成、リリースより)
フォントやロゴのデザインとは、
文字形態の政治をデザインするこ
とであり、文字の力とは、そこに
内在する政治力なのである。
(清水穣)
山本尚志
《 Many Loop the loops 》2024
乱れ打ちの「ヨーヨー」!
いまだに書が現代アートと出会う
場所は、抽象画=抽象書であるこ
とが多く、書が言語芸術であると
いう側面が抜け落ちている。本展
は、アート書道をフォントやロゴ
のデザイナーと組み合わせて、言
語芸術としての書を考察しようと
する。(清水穣)
高松次郎
左:《 THESE THREE WORDS 》1970
右:《 この七つの文字 》1970
文字と美術の関係は、1960年代末
から1970年代前半にかけて、文字
の概念性やグラフィック的な要素
を美術に導入してきた高松次郎の
作品にも見られるように 60〜70
年代のコンセプチュアルアートの
文脈において、きわめて密接なも
のでした。(ギャラリーの解説)
上写真右:
北川一成《 【 】 》2024
t o d a y s h a i k u
をりとりてはらりと
おもきすすきかな(蛇笏)
【10/22, 2025 】
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「おざなり」と「なおざり」
の正しい使い方
マイナビバイトTIMES
2025/06/22
「おざなり」は、いい加減に
物事を済ませることです。形
だけ整えて、真剣さや丁寧さ
に欠けた状態を表す際に使わ
れます。
一方、「なおざり」は、何も
せずに放っておくことです。
放置したり、無視したりする
状態を表す場合に使われます。
●●●
「おざなり」と「なおざり」
、意味の違いは?
NHK放送文化研究所
2003/12/01
両方に共通している部分は、
「いい加減な対応だ」という
ことです。そして異なるのは
、「おざなり」は「いい加減
ではあるにせよ、何らかの対
応をする」のに対して、「な
おざり」は「多くの場合、何
の対応もしない」という点に
ある、と言うことができます。
●●●
はっきりさせたい時は英語で
、ということで以下、講談社
パックス和英辞典より ↓↓↓
おざなり【お座なり】
:
〜を言う
make irresponsible remarks
〜のやり方で
in a perfunctory manner
なおざり【等閑にする】
:
neglect ; slight
この問題は〜にできない
This matter cannot be left
ignored(=untouched)
t o d a y s h a i k u
ハロウィン理由ともかく
南瓜煮る(福島しげ子)
【10/21, 2025 】
●●●
友人から頂戴した
味のあるスキットル ★
ありがたやま!
飲料ボトル表面の塗料を剥が
したもので、かなりの手間と
時間を要したまさに力作だ!
コンビニコーヒー用の皮革製
ホルダー(当方制作)にはめ
込んであそぶ、いい具合っ
t o d a y s h a i k u
仏より痩せて哀れや
曼珠沙華(漱石)
【10/20, 2025 】
●●●
いとうせいこうが伝える、
パレスチナの〈リアル〉
世界の矛盾が凝縮された
場所 ─ パレスチナ。
そこで作家は何を見て、
何を感じたのか?
いとうせいこう著『「国境なき医師団」
をもっと見に行く ガザ、西岸地区、
アンマン、南スーダン、日本』講談社文庫
【イベント報告】パレスチナ・ガザ地区
:活動報告会 ─ いとうせいこうさん、
帰国した日本人スタッフが語る紛争激化
の “前” と “今”
↑
国境なき医師団(MSF)2025/10/10
作家・クリエイターのいとうせいこう
さん。ラッパー、小説家、俳優、作詞
家 ‥‥「えっ、ここでも!?」と び
っくりするほど、あらゆる分野で活躍
するいとうせいこうさん。そんな いと
うさんは、約 10年前から、各国の「
国境なき医師団」の活動地を訪ねても
います。目的は、ジャーナリストでは
なく「作家」として、紛争や災害の現
場を世に伝えること。
↑
ほぼ日の學校 2025/01/28
t o d a y s h a i k u
秋風や書かねば言葉
消えやすし(野見山朱鳥)
【10/19, 2025 】
ところで、
「烏(カラス)」は季語になり
うるのだろうか? どうやら単
独では季語にはならないようだ
→
俳句の教科書:2022/11/15
カラスは秋の季語?
【 春 】鴉の巣・河烏
四月ごろ、高い木の上にお椀の
ような形の巣をつくる。枯枝を
組み、枯草や羽毛、獣毛を材料
にする。親子の情の深い鳥とし
て知られている。
◆たしがれのなにか落しぬ
鴉の巣(畑耕一)
【 夏 】親鴉・烏の子・烏団扇
六月には雛からそだった烏の子
が、親と一緒に尻を振って歩い
ている。
◆ものねだりするわざ覚え
鴉の子(瀬野直堂)
【 秋 】鴉の子別れ・月夜烏
烏は昼行性のため、夜に活動す
ることはないが、月夜烏は月夜
に鳴くためめずらしいものとし
て季語になってる。夜中にふら
ふらと遊び歩いている人を意味
することもある。
◆居酒屋は月夜烏の庵かな
(亜沙郎)
【 冬 】寒鴉・烏呼・初鴉
餌の少ない冬に餌を求めて人里
に姿を表す烏を寒鴉という。侘
しさや厳しい冬の象徴として詠
まれている。
◆寒鴉己が影の上に
おりたちぬ(芝 不器男)
◎きょうの秋模様:
@ご近所 撮影年月日不明
t o d a y s h a i k u
たよるとはたよらるゝとは
芒かな(久保田万太郎)
【10/18, 2025 】
烏瓜は、
秋の季語
夏に白い美しい花を開き、花後む
すぶ果実は、晩秋に至って真赤に
熟し、葉が落ちつくしたあとも、
蔓の先にぶらさがっている。
白き蔓白き枯葉の烏瓜
(後藤夜半)
烏瓜の花は、
夏の季語
盛夏のころ縁の細く裂けている
白色花が 夕方ほのぼのと開く。
烏瓜宵の蛾よりも花淡し
(水原秋桜子)
ところで、
なぜカラスウリと呼ばれて
いるのだろうか? 人間は
食べないがカラスが好んで
食べるからというのが通説
になっているそうだ。ほか
の説は
「語源由来辞典」
で
t o d a y s h a i k u
からす瓜そもそも赤き
いはれなし(松窓乙二)
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