Bernie and Art Production, since1969
Takanano Factory
Jun Takana
Tsukushino, Machida, Tokyo
まちなかアートコレクション
Art Collection in Town
いつものあそび
Les objets d’usage quotidien
10/03, 2025 更新 >>
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若山曜子 著
『
FRYING PAN ETUVEE
フライパン蒸し煮』
(主婦と生活社・2024年)
に はまっている
24cmの深めのフライパンに
材料(2〜3人分)を入れて
5〜15分蒸し煮にするだけ!
表紙は、
鶏もも肉の
カレークリーム蒸し
↓↓↓
鶏もも肉 1枚(300g)
塩 小1/3、コショウ少々をふる。
キャベツ 1/4個(5cm角切)
【カレークリーム】
生クリーム 150cc、白ワイン 大3、
カレー粉 小3/2、ナンプラー 小1、
おろしニンニク少々
(1)フライパンにキャベツを入れ、
塩少々(分量外)をふる。
(2)鶏肉を皮目を上にしてのせ、
カレークリームを回しかける。
(3)フタをして中火にかける。
煮立ったら弱めの中火にし、
フタをして10分 蒸し煮にする。
もひとつ、
鶏もも肉とブロッコリーの
春雨オイスター蒸し
↓↓↓
鶏もも肉1枚(300g)
5cm角切。塩 小1/3、コショウ少々、
片栗粉 小2を順にまぶす。
ブロッコリー小房1株(250g)、
生しいたけ4枚(薄切)、緑豆春雨
40g(乾燥・食べやすく切る)
【オイスターだれ】
オイスターソース、ごま油各大1、
酒 大4、しょうゆ 小2、豆板醤 小1、
ニンニク・ショウガ各1かけ
(みじん切り)、水 3/4カップ
(1)フライパンに春雨を戻さずに
入れ、ブロッコリーとしいたけ、
鶏肉(皮目を上)の順にのせ、
混ぜたたれを回しかけ、フタを
して中火にかける。
(2)煮立ったら弱めの中火にし、
10分 蒸し煮にする。
●●●
すでに(上2例含)
8レシピ制覇、どれも美味!
t o d a y s h a i k u
水瓶に秋の夕日や台所
(羅蘇山人)
【10/02, 2025 】
芸術の秋の
味覚の芸術
◎きょうのおまけ:
昨年9月16日 UPの写真
秋風にふくみてあまき
葡萄かな(久保田万太郎)
【10/01, 2025 】
鉄のポットを買った
(インド製)
塗りムラがあるということ
で、税抜 1,000円だった。
とりあえず外に出して
(数年間放置して)
変化を愉しむことにしよう …
ひっくり返すと鉄兜に!
3本の角がアトムみたいだ〜
◎きょうのおまけ:
美濃紙の花瓶「延筒」をのせて
林工芸(岐阜市)
デザイン:小野里奈
鉄鉢の中へも霰(山頭火)
【 09/30, 2025 】
●●●
殿山市民の森の通路が、倒木
で塞がれてしまった!なんと
か有志で歩けるようにはした
が、太い幹はチェンソーなし
では いささか手に負えない
(市に頼むしかない …)
渓谷の川の流れに見立てた
インスタレーションか(笑)
どひゃ〜っ
反対側(上側)からみると
こんな感じです、いやはや
来ては去る枯木は
鳥の拠り所(野稲畑汀子)
【 09/29, 2025 】
『永劫回帰に横たわる虚無
三島由紀夫生誕100年=昭和100年
』
展 をのぞく
@GYRE GALLERY
(表参道・会期はすでに終了)
中空のエスカレータコアに吊り下
げられたバナーが、鉢巻きにも、
フンドシにも見えてくる …
当方撮影の写真を下に載せます
が、写真も解説も
ギャラリーの
サイトに詳しい
のでそちらを…
●●●
森 万里子(1967 - )
『ユニティ III、IV、V』 2025
烏の子紙、シルク、クリスタル
ガラスにUV 顔料プリント
『春の雪』に描かれた清顕と聡子
の魂の旅路には、愛と運命、そし
て人の存在の本質に関わる深い問
いが込められています。聡子の恋
心が清顕の魂に与える影響、そし
て彼女が愛を断念しながらも、自
らの生を全うしていく姿 ーー こ
れらは、単なる愛の物語にとどま
らず、人の生き方や魂のあり方そ
ものを象徴しているように感じら
れます。(テキスト:森 万里子)
●●●
友沢こたお(1999 - )
『Slime CCXVI』2025
キャンパスに油彩
死を遠ざけるために生の域値さえ
も過剰に制御される今の日本に私
は生きている。命を燃やしすぎる
光景が生み出されにくい。(中略
)三島由紀夫を知り、「やりすぎ
のさらにやり過ぎた先」にしかな
い光を、日本人として想像するこ
とができたというのが嬉しかった
。ある朝、部屋でひとり三島さん
の演説を真似て叫んでみた。汗に
濡れた身体と痙攣する皮膚の先に
、部屋の色と光が一変し、私は涙
を流し崩れ落ちた。
(テキスト:友沢こたお)
●●●
杉本博司(1948 - )
『相模湾、江の之浦』2025
ゼラチン・シルバー・プリント
「豊饒の海」4巻の最後「日輪は
瞼の裏に赫奕として昇った」に至
った時、カミューの小説「異邦人
」の一節が脳裏に浮かんだ。なぜ
青年を殺したかのかと裁判長に問
われたムルソーの答え「太陽が眩
しかったからだ」。不条理が通奏
低音のように二人には流れている
と思った。そしてその完結、「記
憶もなければ何もない庭」という
命題、後に私の代表作となる「海
景」は、そんな世界を海の風景と
して見立ててきたようにも思うの
だ。三島作品はボディーブローの
ように私の精神に今でも深傷を与
え続けている。
今年の正月に撮影した相模湾から
の海景2点を出品することにした。
(テキスト:杉本博司)
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平野啓一郎(1975 - )
『三島由紀夫論』2025
ミクストメディア
三島由紀夫は、自らの身長体重を
「164cm、50kgくらい」と記して
いる。新潮社から「決定版三島由
紀夫全集」が刊行された時、私は
その1巻当たりの重さが、平均し
て 1kg強であることに気がついた。
全42巻の総重量は、大体、三島の
体重と同じくらいではあるまいか。
そう考えてからというもの、書斎
の書架を圧する三島全集の重みに
は、彼の肉体そのもののような生
々しさが加わった。まるで三島が、
そこに横たわっているかのようだ
った。(テキスト:平野啓一郎)
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中西夏之(1935 - 2016)
『着陸と着水』2004 - 2025
紗幕、小鋼球、鏡、垂鉛、ホワイ
トランダム、鏡の三角形儀、綿球
「天人五衰」のラストシーンを描
写する言葉……「この庭には何も
ない。記憶もなければ何もないと
ころへ、自分は来てしまったと本
多は思った。庭は夏の日ざかりの
日を浴びてしんとしてゐる」。
中西は、この言葉に惹き付けられ
、自らの作品「着陸と着水」を展
開して再現することを構想してい
た。(中略)中西は、「この庭に
は何もない」領域を位相空間とし
て捉えたのだ。つまり、現実的な
領域と「何もない庭」との間には
、目に見えない皮膜が存在してい
る。皮膜を通したこちら側と向こ
う側を取り結ぶ境界領域の虚無的
存在を作品「着陸と着水」によっ
て浮かび上がらせようとする。
(テキスト:飯田高誉)
月の家窓も扉も
凹み見ゆ(野見山朱鳥)
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