芸術の秋 in 益子
去年、母と伯母さんと神戸に行ってから、「楽しかったわねー」「また旅行に行きましょうよー」っと言っていたので、
ツアーコンダクター・sakikoとしては、さて今年はどこに行こうかといろいろ考えておりました。
ずっと行きたかったのが、年に2回開かれる、益子の陶器市。
いつもおじゃまさせていただいているサイトさんが毎年行かれていて、
とってもすてきなうつわたちを買っていらしたので、私も今年は是非!と思っていました。
というわけで、今年の旅は『益子で芸術の秋を満喫しよう!』に決定。

「どうせなら、泊まりましょうよ。」「陶芸体験もしたいわねぇ。」
神戸のときと違って、ちょっと早めに(といっても1ヶ月前ですが・・)に宿探しをしたのですけど、すでにどこも満室。
益子周辺から、真岡の辺りまで検索範囲を広げてもだめでした。
結局、宇都宮駅前の東横インにシングル3部屋をとることになりました。
それにしても、益子の周りはステキな宿がいっぱいあるんですねー。もっと空いてるときにのんびり泊まってみたいなと思いました。
参考:益子町観光協会

行きは、「やすらぎの日光号」という休日や連休だけ運行されてる特別列車に乗って行きました。
朝9時前だというのに、おっちゃんたちはビールで酒盛り・・。朝はレタスサンドでも食べててよ!
あっという間に小山駅に到着。ここから下館まで20分ほど列車に乗り、さらに真岡鉄道に乗り換えます。

この真岡鉄道、SLが走るので有名なのですね。ちょうど下館駅に到着したとき、SLが止まっていたので撮影タイム。
30分ほど待てばSLに乗ることもできましたが、とりあえず先に益子に行きたい!ということで普通列車に乗ることにしました。
普通列車といっても、ディーゼルだし、ぼろいし、バスみたい。
のーんびり電車にゆられながら、車窓からの風景を楽しみました。
駅からてくてく歩いていくと・・陶器市のメインストリートに到着。たくさん陶器が並んでるー!!
もう3人とも「見るぞ!探すぞ!買うぞ!」とやる気むんむん。
だけどま、とりあえず腹ごしらえを。腹が減っては戦はできぬ。
ちょうど陶器市がはじまる一番はじっこにあったカフェでランチを。私はネギ味噌ラーメンをいただきました。
なんかねぇ、お母さんが日曜日のお昼に作ってくれたラーメンの味がしました。
駅から陶器市までの道の途中にも誘惑が。
「ここから立ち止まってちゃたどり着かないわよ!」と我慢する。
マンホールにも陶器が。
とりあえず腹ごしらえを。
藍染のお店でした。
すてきな茅葺屋根のお店に入ったら・・ 「一割引いたします」の張り紙が逆さに。
何か意味があるのかな?
お庭がとてもすてきでした。
何も買わずに写真だけ。ゴメンナサイ。
さて、おなかいっぱいになったところで、戦闘開始!
私、陶器市って初めてだったんですが、若い作家さんたちが出していらっしゃる、ちょっと裏道のテントを回るのが楽しかったです。
「あ、ステキ!」って思う器がある作家さんだと、テントごと買い占めたくなっちゃいます。
共販センターにたどり着かないうちに、陶芸体験の時間になってしまいました。
どの作家さんのを買ったのか忘れちゃったけど・・
また来年も行くと思います。
いっぱい袋をかかえて、いざ陶芸体験へ。
あれも見たい、これも見たいっていうのをぐっとこらえて、益子焼 窯元 よこやま さんへ。
私たちは手びねりをやりましたが、ろくろ体験もできます。

粘土をこねこねするなんて、何年ぶりだろう!もう、無心になって粘土と格闘していました。
私たち3人の他にもう1組体験されていましたが、その方たちは1つ作ってさっさとおしまいに。
私たちは粘って粘って、たくさん作らせてもらいました。
それでもスタッフの方はいやな顔一つせず、親切に対応してくださいました。
ありがとうございました!!来年また陶器市に来たときには、またよろしくお願いします。


作品たちは、作ってから1ヵ月半から2ヵ月後に送ってくださるそうです。楽しみー。

益子焼 窯元 よこやま さんは、益子陶器市の中心からちょっと離れているんですが、カフェもありまして、
宇都宮まで帰るバスの時間まで、のんびりカプチーノをいただきながら、陶芸体験の余韻にひたっていました。
私が作った作品たち。
ぼってりのお湯飲みと、エッグスタンドとカレー皿。
さて、どんな風に焼きあがるんでしょうか。
17時ごろまでカフェでゆっくりして、近くのバス停から宇都宮駅へのバスに乗りました。
1時間ほどバスに乗って、宇都宮駅に到着。益子ってやっぱり遠いなぁ。
さて、宇都宮へ来たからには餃子を食べなくては!しかもちょうど餃子祭りが開かれていました。
お祭り自体は夜まではやっていなかったので、屋台で食べることはできませんでしたが、
来らっせで、餃子食べ比べというのをやっていました。
宇都宮の有名店の味を、1皿で3軒ぶんも食べることができました。
2皿で6軒分! 餃子にあうビールを飲みながら、「これ、好き。これ、どれだっけ?」
なんていいながらおいしくいただきました。
お腹いっぱいになって、ホテルへチェックイン。お部屋に荷物を置いたら、買ったものを持って母の部屋集合。
で、行ってみると、伯母さんと母は部屋の電気の付け方がわからなくて大騒ぎしたそうで。
普通に部屋の鍵を壁のところに差し込むだけなんですけどねぇ。
「あら、すてきー。」「いいじゃない。」などいいながら、見せ合って大満足で益子1日目はおしまい。


さて次の日、7:30にホテルのロビー集合。
東横インは、朝ごはんのサービスもあったけれど、開店したての宇都宮駅の CAFE DENMARKで朝ごはん。
焼きたてパンのサンドイッチやホットドックをいただきました。 「レタスがおいしい!」母はいたく感激しておりました。


せっかくなので、宇都宮の駅周辺もちょこっと観光しました。

伯母さんが偶然買ったパスネットに載っていた松が峰教会。
大谷石でできた、すてきな建物でした。
二荒山神社では七五三。
・・のうしろで伯母さんと母がお参り中。
そしてバスで再び益子陶器市へ。バスの運転手さんが「3人だとお得だから」と言って、バスカードを売ってくれました。
途中、「陶器市の地図ない人!」と運転手さん。伯母さんは「はい!」と元気よく手を上げてましたが・・・あの、昨日もらったでしょ。
地図を配るオバチャンのところでバスを止めて、地図をもらってきてくれました。
なんかアットホームでいいねぇ。

ほんわか気分で益子に到着。昨日と逆ルートで、つかもと広場から共販センターの方へ向かっててくてく歩いていきました。
こちらもたくさんテントが並んでいて、じっくり見ていたらきりがないなぁと思いつつ、出店のたこ焼きに目を奪われつつ・・てくてく。
お昼ご飯は、益子焼の老舗、やまに大塚さんのところの「お食事処 やまに」 にて。
みんな特大かき揚げうどんを食べているので、私たちもそれを頼むことにしました。ちょっと特大すぎましたが・・おいしかったです。
益子メッセのあたりのテントを回ったところで、母ダウン。「ここに座ってるから見てきていいわよ。」
6歳も年上の伯母さんは全く元気。同じ姉妹でもこうも違うもんなんだなー。
母に荷物を見ていてもらって、私と伯母さんは再びテントめぐりへ。
散々迷って買わなかったもの(センスは好きなんだけど、私が欲しいと思う器がなかった)、
即決しちゃったもの、いろいろ。

ぱんぱんでずっしり重くなったかばんをかかえて、益子駅へ。
おそらく宇都宮駅までバスで出た方が良いと思うのだけど、バスに酔う伯母さんのためと、
最近乗り換え案内の検索方法を覚えた母が調べた案内にしたがって、
つくばエキスプレスで帰ってまいりました。
「はい、お腹が空いた人集合!」
という焼き芋売りのオッチャン。
うまいね。思わず集合しそうになりました。
初めての益子 陶器市。本当に楽しかったです!
「来年は、お父さんに車出してもらおうね。」と3人で話しておりました。
重くて持って帰れない、と諦めたも大物もたくさんあったし、車だったら5枚まとめ買いとかできますからね。
きっと、というか絶対来年も行くと思います!今から楽しみだー。せっせと益子貯金しなくては。

「去年は神戸で、今年は益子で・・来年はどこかしら?うふふ!」
と伯母さんに早くもプレッシャーをかけられてしまいましたので、えーと今からまた考えなきゃなぁ。
海外もいいけど、こうして土日だけちょこっと1泊国内旅行もいいもんですね。
えーと次は・・次は・・・。
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今回出会った器たちです。

← ごつごつしたカタチと、ブルーに一目惚れしました。
日曜日の朝に、たーっぷりコーヒーを飲むのにぴったり。
母はこの緑色のを買ってました。緑もステキだったなー。
← 益子で器を見ているうちに、
なぜだかこの手にすっぽりおさまる器にはまってしまいました。
ダンナがお休みの休日の朝にカフェオレを入れたり、
そばちょこみたいに使ったりしてます。
これからちょこちょこ増やしていけたらいいな。
← 私の小さなコレクションであるエッグスタンド。
手前の恐竜さんのは、伯母さんが見つけて、
「ちょっと見て!まー見て!」と手を引っ張って連れてこられて衝動買い。
伯母さんも迷った挙句、買ってました・・・。

奥のシンプルなものは、きっとエッグスタンドではないと思うけど・・
せっかく出会ったし、600円だったし、で買ってしまいました。
← 恐竜エッグスタンドが売られてるところ。
このブリキの箱ごと欲しかったなぁ。
そして、焼きあがった私の作品たち。
予想以上に縮まったり、意外な色がでていたり。
「また絶対やりましょうよ!」と送られてきた作品を前に、伯母さんは鼻息ぶんぶんでした。
もっとこうしたい、ああいうのも作りたいって思っちゃいますからね。
是非来年もまた作りましょう!
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