金沢・能登の旅
妊娠5ヶ月の身でありますが、妊婦といえども旅行へ行きたい!
ちょうどダンナもGWに2日だけお休みがとれるというので、さっそくリサーチ開始。
「まだ四国へ行ったことないから行ってみたい」というダンナに従い、四国へのツアーを探したけれど、
ホテルが満室だったり飛行機が満席だったり。
まぁ直前まで予定がわからなくてわたわたとするのはいつものことなんですが、
やっぱりGWともなればみなさん早くから予約するんですねぇ。
沖縄なんて空いているはずもなく、まぁこのでっかいハラじゃあ水着も着れないし・・と探して探して見つけた金沢ツアー。
ただツアーが空いていたから、という不純な(?)動機で金沢へ出かけることになりました。

二人とも仕事を無理やり切り上げて羽田空港へ。
お腹ぺこぺこだったけど、お弁当はほとんど売り切れで鯖寿司ばっかり。
飛行機の中で鯖寿司をほうばり、金沢に着いてからホテルのすぐそばのラーメン屋へ。
このラーメン屋があたりだった!びっくりした!まじめな醤油ラーメン。
今まで何気なく入ったラーメン屋でことごとく失敗していたのだけど、ここはうまかった!
お店を出てから二人でしみじみ「うまかったねぇ、いやーうまかった。」と言い合っておりました。
残念ながらお店の名前を忘れてしまいました・・。
ホテル日航金沢の脇の細い道をちょこっと入ったところなんですが。
海沿いドライブ、気持ちいい!
ガイドブックに載ってたお蕎麦屋さんでお昼。
量が少なくて、私たちには上品過ぎました。
次の日、レンタカーで金沢市内から能登半島へ。
久しぶりの運転でキンチョウしているダンナはぼろいナビにぶち切れる。
沖縄でも切れたから、まぁいつものことなんですが。
ぼろナビによれば、目的地に着くのは14時半過ぎ。「それから金沢へ戻ったら19時近くになるじゃん!!」
とぶーぶー言うダンナをなだめつつ、「渋滞したら途中で帰ろうね」と説得しつつ能登道路をひたすら北上します。
海沿いのすがすがしい道で、料金所でたまに混むけれど、あとはすいすいと快適ドライブ。
ダンナもすっかりドライブを楽しんでおりました。まぁいつものことですが。
海沿いの道が終わると、緑の中の道。
これまたすがすがしい!
瓦がみんな真っ黒でかっこよかった。
ダンナをなだめてすかしてやってきたのは、この千枚田。
ぼろナビはやっぱりぼろで、途中お昼を食べたけれど14時過ぎには到着。
この眺めが見れてよかったよかった。
ちょうど田植えの時期でしたが、これがまた緑の田んぼになったり
黄金色の稲穂の時期にはまた違った風景なんでしょうね。
千枚田まで行く途中に気になった茅葺屋根のおうち。
「せっかくだから車降りて写真撮ろうか。」と金沢へ戻る途中で寄ってみました。
茅葺屋根の立派な家が3軒ほどあって、
駐車場もあったので止まってみました。
地面に木片が敷き詰めてあって、
ふかふかしていい感じ。
けっこう広い駐車場があって、ウォシュレットつきのぴかぴかトイレまである。
でも茅葺屋根の家は雨戸が閉まったまま。ソフトクリームは外に出てるけど・・?
とりあえず中に入ってみるとお座敷にいろいろ展示してあって、お土産ものなんかも売ってる。
お店の人がいないなぁと思っていると、奥の部屋からおっちゃんたちが出てきた。
「いやー、ゆっくりしちゃったねぇ。あ、中は暖かいよ。入ってごらん。」
と言われて入ってみると、まーいい感じではないですか!
ハーレーで早朝京都からきた、という夫婦2組とご一緒させていただいて、
ぱちぱちと薪が燃えるのをじーっと眺めつつおしゃべりをしました。
中にいたオバチャンたちが山の水で入れたコーヒーをいただいて。
聞くとオバチャンは向かいの茅葺屋根の家にすんでいるのだそうで、
その隣の茅葺屋根の家で民宿をしようと計画中だとか。
茅葺屋根のおうちに住むなんていいなぁと言うと、「いやいや、維持するのにものすごいお金がかかるのよ」と。
うーむ、我々には無理な暮らしですなぁ。
少し行ったところに温泉もあるし、オバチャンが民宿を始めたらまた来たいなぁ。
片隅のテレビではチャングムのDVDがずーっと流れておりました。オバチャンたちもはまってるのね。
ここで昼寝してしまいたいのをぐっと我慢して、私たちは金沢へ戻ることにしました。
いいねぇ。ああいうのをスロウライフっていうんだよねぇ。なんて話しながら。
金沢市内に戻って、夜ご飯を食べるところを探しにぶらぶらと繁華街の方へ。
武家屋敷跡界隈を通りつつ。
夜ご飯を食べるところ、全然決めていなかったのだけど、
とりあえず海の幸が食べたい!と繁華街をうろうろしてみる。
当たり前だけどどこも満席で断られる。
だけど偶然空いたカウンターの二席に座ることができ、ほっと一安心。
ここがまたうまかった!ガイドブックにも載っているぐらいだったのだけどね。
お刺身はもちろん、豆腐サラダも白海老のかき揚げも、ほたるいかも、カレイのから揚げも。
あー、お酒が飲めないのが本当に残念でした。
カウンターからてきぱきと動く料理人さんの仕事振りを眺めてるのもまたいいですな。
一人で焼き物、揚げ物、蒸し物、そして卵焼きまで作ってしまうのはすごかったなぁ。
ブリカマが焦げてる・・なんて気にしながら、ダンナはうれしげに焼酎を飲んでいました。
(ここまできて何で日本酒を飲まんかね?)

酒と人情料理 いたる

ダンナはいい気分で酔っ払い、私もお腹がはちきれそうになるまでたらふく食べ、
またぶらぶらと歩いてホテルへ戻りました。






さて次の日は金沢市内を見てみることにしました。
武家屋敷跡界隈は、昨日の夕方の静けさとはうってかわって、かなりの人出でした。
ソフトクリームを食べつつ、またうろうろと。

なぜだかわからないけど川が好きなダンナは、道の先に大きな川が見えると川沿いを歩きたい!と。
ちょっと遠回りになるけど、川沿いまで行ってみると遠くにアルプスの山々が見えて、なかなかの景色でした。
ダンナの物好きもたまには役に立つねぇ。
満足げな後姿。 川沿いにあった建物。
すごい立派だけどなんだろ?
せっかく金沢に来たのだから、と兼六園へ。
ここもすごい人出でした。入場券を売るオバチャンはパニック状態。
脇からチケットを買わずに入る人もけっこういましたねぇ。あ、私たちはちゃんと券を買いましたよ。
記念撮影スポットもすごい人。
記念にダンナの横顔だけ入れてみた。
八重桜がちょうど満開でした。
・・の横でぐびぐびと。暑かったもんねぇ。
横顔シリーズ第2弾は金沢城壁と。
古いおうちがあちこちに残っていて。
とてもすてきでした。
せっかくだからお昼は近江町市場で海鮮丼を食べよう!
と行ってみましたが、どこも大行列。
しかも朝ごはんをがっつリ食べていたので、そんなにお腹も空いてなかったし。
お土産のほたるいかの沖漬けだけ買ってホテルに戻りました。

チェックアウトをして、クーポンをいただいていたのを思い出し、
ホテルのカフェでケーキセットをいただきました。
ダンナは意外にもショートケーキ。にやにやしながら食べてました。
私はいちごのムースみたいの。私もにやにやしながらいただきました。
空港に着いたらお腹が空いてきて、
空港のレストランでダンナは中華丼、私は坦々麺をいただきました。
ちょっとこの旅食べ過ぎね。

読書に夢中のダンナの横で、飛行機の窓から富士山を眺めつつ、
ばしゃばしゃと写真を撮りつつ、無事に東京へ帰ってきました。

家に着くと隣の伯母さんが「どうしたの!!」と顔色を変えて聞くので何かと思ったら、
私たちが帰る日を一日勘違いしていたらしい。
私の具合が悪くなって、途中で帰ってきたと思ってびっくりしたそうで。
すんません、ご心配をおかけしました。


能登半島はできれば1泊して、温泉でゆっくりしたかったな。
でも気持ちいいドライブも満喫できたし、おいしいものもたくさん食べたし、
金沢の街並みもとてもきれいだったので、大満足の旅でした。
かなり歩いたので、妊婦にとっても良い運動になりました。

さて、もう妊娠中に旅行に行くのは無理かしらね。
出産後に落ち着いたら、また旅に出ますわよ!
我が子よ、今から覚悟しておくように。
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