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日時:2002年10月20日(日)
会場:等々力緑地 催物広場
当日はあいにくの曇り空。前の晩に降っていた雨がやんでくれたことがせめてもの救いでした。
私たちが会場に集合したのは午前7時50分。私たちの為に展示用テントの一部のスペースを
提供してくださった「川崎ボランティアセンター」さんと共にテントの組み立てを行いました。
テントが出来上がると次は展示物のレイアウトです。「かわさき犬・ねこ愛護ボランティア」で持
ち回りで使用している、「どうぶつたちのレクイエム」と題した写真パネルを、ああでもないこう
でもないとレイアウト。この日のために用意したチラシや募金箱、動物愛護法改正を求める署
名用紙、立ち寄ってくださったお客様に自由に感想などを記入していただくノートを設置して準
備が完了しました。
区民祭の会場には様々なグループの様々な展示や催し物が並んでいます。
私たちの展示の隣ではバザーや景品付きのジャンケン大会が行われており、
たくさんのお客様でにぎわっています。
その間でささやかに「よかったら見ていってくださ??い」と呼びかけるわたしたち・・・。
そんなわたしたちのテントにも時間と共にお客様が立ち寄ってくださるようになりました。お友達と
連れだってやって来た小学生や中学生、親子連れご家族連れや年輪を重ねたご夫婦等々、お客
様の年齢も性別も様々。犬を連れた方もいらっしゃいました。皆さん思い思いにパネルやチラシを
ご覧になったり、署名用紙に署名してくださったり、感想ノートに感想を書いてくださったり・・・。
そして嬉しいことに、訪れた方の多くが募金箱に募金を入れてくださいました。イベント等で配布する
ために市が用意したポケットティッシュを募金のお礼としてお渡ししていたのですが、全く足りません
でした。本当に嬉しい誤算でした。
途中、産まれて3週間くらいという子猫を連れたご夫婦が来られました。このご夫婦がお帰りになる
までの間、「犬・ねこボランティア」のテントは子猫を見にいらした方で大にぎわい。子猫のあまりの
かわいさに通りかかった方の多くが立ち止まって子猫を眺め、ついでにテントの中を見物、募金ま
でしてくださる方もいらっしゃいました。ご夫婦も快く子猫を抱かせてあげたり募金をしてくださったり、
本当にありがたいひとときでした。
その他、「不妊・去勢手術を行ってくれるところを具体的に教えて欲しい」というご要望や「庭にネコが
入ってきて迷惑している」「家の前に犬の糞をされて困っている」「動物愛護法改正を求める署名を他
のところで済ませているのだけれど、ダブって署名しても大丈夫なのかしら?」といったご相談も受け
ました。ネコと糞についてのご相談にはお答えできたものの、「不妊・去勢手術を行ってくれるところ」
のご要望や署名についてのご相談には満足するかたちでお答えできませんでした。今後の課題として
考えておかなければなりません。
区民祭が終わりかけた頃に雨がパラついてきました。両隣のテントの皆さんは早々に後かたづけを
始めましたが、私たちは「まだ終わりの時間じゃないから」と区民祭の終わる直前までねばりました。
今回の区民祭を通じて、犬やねこに興味を持っている方、犬やねこに関わる問題について考えてくだ
さっている方がたくさんいらっしゃることを実感でき、大変心強く思いました。
「かわさき犬・ねこ愛護ボランティア」のテントにいらっしゃった皆様、本当にありがとうございました。
★最後に、感想ノートに寄せていただいたメッセージをご紹介します。
・最後まで面倒をみてやれない人は最初から飼わないで欲しい。
・(捨てられる犬などがとてもかわいそうなので)捨てる人は最初から飼わない方がいい。捨てるなら
最初から飼わない方がいいと思う。
・人間の飼ってで動物を捨てるなんてひどい!そういう人ははじめから飼わないで欲しい。
・犬やねこなどの動物の気持ちからすると、人間のエゴで飼われ、エゴで捨てられる!こんなみじめ
なのはかわいそう!
・猫を大事にしてね。家から外に出さないで面倒を見ましょう。
・動物の命を大切にしようと思いました。私は猫を飼っていますが、飼い始めて(産まれて)5?6年に
なります。
・動物を大切にしよう。動物を捨てた人は殺人鬼。だから捨ててはだめ。
・動物も生きているから捨てないで!
・ボランティアに協力したいと思います。
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