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Hot Sync

PalmとPCのデータをシンクロさせる技術。

Palmで更新した内容がデスクトップに反映され、デスクトップで更新した内容 もPalmに反映される、双方向の同期が特徴。

Windows や Mac では、Palm用のアプリをインストールするとホットシンクマ ネージャーというアプリがデスクトップに常駐するようになり、Palmをクレー ドルに置いてそこについているボタンを押すだけでシンクロの処理がスタート するが、 UNIX の場合はdaemon として常駐するタイプのアプリとアプリを起 動してからボタンを押すタイプのアプリがある。

…とはいうものの、更新の衝突をふくめてちゃんと同期をとってくれる 賢いアプリはUNIXではなかなか無い。

関連 → PalmSync

双方向同期の種類

Palmは、複数のデスクトップと同期をとることができるように 設計されているそうだ。主に自宅と職場の二つのPCの間を 行ったり来たりすることを前提にしているのだと思う。

高速同期

前回同期をとった同じデスクトップと、再び同期させる場合の戦略。

Palm側のレコードについている更新・削除・アーカイブの各フラグに 整合性が保たれているという前提で、フラグの立ったものだけを 処理する。

低速同期

前回と違うデスクトップと同期する場合の戦略。 (どうやって「前回と違うデスクトップだ」と判別するのか、疑問だがちょっと保留)

そのデスクトップで最後にPalmと同期をとった時点のバッアップコピーをもとに Palm側で更新・削除・アーカイブのフラグをつけ直してから、高速同期と同じ処理をする。

更新の衝突

Palm、デスクトップ双方で異なる更新がかけられたときどうするか、 Palm Computing 社の選択は「どちらも生かすためレコードが二つに増える」というもの。

しかしテキストのフィールドに関しては diff3 によるマージが有効と考えられる。 (そのためにも、共通の幹としての「前回シンクロ時のコピー」が必要になってくる。)