洗礼を受けてから8年目に入った。 振り返れば、「知らないうちに背が伸びてた」みたいな、そんな感じ。 日記は書けないけど、多忙を極めているというだけで、私も家族もみんな元気。 こないだ、我が家に母が来て、台所で料理をしてくれていたのだが、ふと、今と んでもないことを想像してしまった、というような顔でこっちを見ながらこう言 った。 「ねえ、あんた、まさか・・・・4人目産もうなんて、考えてないでしょうね」 私も一応クリスチャンのはしくれ、うそはなるべくつきたくないので、 「あはは・・・・4人目!」 と、笑顔でお茶を濁していると、 「お願いだから3人にしといてよね。結局こうやって、おかあさんのところにし わ寄せが来るんだから。あんたが倒れちゃったらうちだって困るから、おかあさ んだって見るに見かねて手伝ってるけど、4人なんて・・・・。絶交したくなる わ」 と言われた。 まあ、母がそういうのも仕方ないと思うくらい、今の私の生活は、掃除洗濯炊事 その他に追われている。要領が悪いのかなんなのか、やってもやっても本当にき りがないのだ。3時です、わざわざ豆から挽いたコーヒーをきれいなカップにつ ぎました、というようなときでも、気がつくとそのカップを片手に持ったまま席 を立ち、あれやこれやと用事を片づけている始末。ああ、落ち着かない。 でも、これこそ、傍目には無意味でばかばかしく思えるけれど、自分にとっては 非常に価値ある時間の過ごし方なんだなーと思っている。 続きをもっと書きたいけれど、タイトルの通りなので、読み返さずにここでアッ プ。
倫太郎が、ここへ来て急に、聖書に関する質問を熱心にするようになってきた。 それも、なかなか的を射た内容だ。彼の上に、神様がとても強く働いておられる 気がしてならない。
最近のテーマは、「からだ」。 どうも、復活とはどういうことなのか興味があるらしい。
「りんちゃんは、復活するとき、おとなのからだなの、こどものからだなの?」
「てんごくにすむときのからだは、いまとちがうの?」「どうしてちがうの?」
「なんでマリアに、イエスさまは、まださわっちゃいけませんよ、っていったの ?」
私が言葉に詰まって考え込むと、せいしょにかいてあるよね、せいしょどこ、と 言いながら探してきて、私のところに持ってくる。
今日は、皮膚科の待合室にいるとき、4つの福音書の最後の部分をみな音読させ られた。本人曰く
「ヨハネがいちばんくわしかったけど、もっとくわしくかいてあるとこないの。」
それで、家に帰ってからもういちど、人形劇スタイルで墓場の復活のシーンを上 映した。
倫太郎と話していて面白いと思うのは、自分の質問に対して、聖書からきちんと ひもといてほしいと意志表示するところだ。
はじめは、子どもの質問だから、相当にかみ砕いて教えないといけないと私は思 っていた。だけど、どうも、倫太郎自身は、聖書にどう書いてあるのか「そのま ま読んで欲しい」というニーズを持っているみたいだ。
時間がかかるのだけど、そのニーズにいっしょうけんめい応えてやると、長い話 を真剣に聞いていて、必ず「おもしろかった!」「また読んで!」と言うのだ。
なんだか感動する。
>うちのお母さんが、 >愛情をかけてもかけても足りないって >言われているみたいで困ったって >昔言ってたけど、 >のこちゃんはまさにそんな心境かなあ・・。 そーよ!!! 今日だって、交通公園に行きたいってせがむから、3時から5時半頃まで何もかも放り出して連れていったのに、帰る道すがらずっと文句ばっかりいってるの。 「もっといっぱい遊びたかった」 「足が痛くてもう歩けない」 「どうして交通公園はこんなに遠いんだ」 「新幹線、3本だけじゃなくてもっと見たかったのに、いじわる」 「暗くないのになんでもう帰るのか」 「なんでもう5時なのか」 「お腹すいた」 「幼稚園バスで帰りたい」 「暑い」 「そういえば、どうして今朝はくるくるパンを作ってくれなかったのか」 「そういえば、どうしてさっきは折り紙でピアノを作ってくれなかったのか」 「そういえば、どうしてゆうべのゼリーはもうないのか」 そりゃあねえ、 一日は24時間で、 ママはひとりしかいないからなんだよーーーー!!!
いい天気。
夕方、またまた件の交通公園に行ってきたのだが、園内の川で遊んでいた倫太郎 が、濡れたサンダルでうっかりすべってこけ、額を金属製の階段に打ちつけて切 ってしまった。
泣いて痛がるわりには出血がひどくなかったので、とりあえず乾いた服に着替え させ、軽い気持ちで病院に寄ったら、
「お母さん、これ、ぱっくりいっちゃってるよ。閉じなきゃだめだ」
先生に、手術用のホチキスで思いっきり止められてしまった。衝撃のあまり固ま っていた倫太郎だったが、治療がすんだとたんにパニック泣き。
眠くなりはじめた恵嗣郎と、お腹が減りはじめたまゆこを連れ、なんとか家まで たどり着こうと、おかしい話を一生懸命しゃべりながらベビーカーを押していた ら、今度は
「おほ、おほ、おほ、おほ・・・・やめてー、わらうといたいからぁ」
と不自然に顔をゆがめている。どうやら、笑っても泣いても怒っても、傷がつれ て痛むらしいのだ。
「おほ、おほ、おほ、おほ、・・・・ママ、もう、やだぁ、いたいのにわらっち ゃうぅ」
なるべく顔の力を抜こうと、口をぽっかりあけて目を見開いたまま、よろよろ歩 いていくあわれな倫太郎であった。
以上、4日分です。
[最新版]
[一覧]
[戻る]
このページはTsDiarySystemを用いて生成されています。