ただし、Red Hat独自の起動シェルスクリプト /usr/bin/netscape から、
|export LD_PRELOAD=$I/lib/netscape/gnumalloc.glibc.soという記述だけちょっと気になるので
という作業だけで、いとも簡単に日本語化できた。江後田さん、ありがとう。
仮想デスクトップの表示・切り替えウィンドウがないとか、フォントが存在するのにFVWMButtonでフォントのロードができないという謎のエラーメッセージが出るとか、専用のアクセサリがなぜか起動しないとか、多分設定ファイルに不具合があるだけであろういくつかの点が気に入らないという理由で、ウィンドウマネージャをFVWM2からPJE版の日本語対応Afterstepに変更した。このソフトはアイコンやら壁紙やらで色数を食うので、-bpp 16 が実用上の最低限度になってしまう。(減色されたアイコンのセットを使うという手もある)今後面倒がないように、.bashrc に、
|alias startx='startx -- -bpp 16 'の一行を加える。
設定ファイルの .steprcは、/usr/X11R6/lib/X11/afterstep/system.steprc を $HOME/.staprc に持ってきてから変更を加えている。
壁紙は、気に入っていてAptivaのWin95でも変換して使っているレンガ模様のbrick.jpgを使う。.steprcのイニシャライズのところで xsetroot しているのをコメントアウトして、代わりに xloadimage(の別名の xsetbg)を加える。
wharfの縦の長さが画面からはみ出しているので、必要ないアイコンをコメントアウトして削る。(pineとかgimpとか.steprc-editorとか)
さらに、wharfの位置を右端から左端に移し、必要ないxbiffのアイコンの代わりに、PJEに入っていたxbatstatを入れることにした。このアクセサリは、表示がなかなかカッコよくて気に入ってしまった。
wharfが左にあると、アプリのウィンドウの左端が隠れてしまうのが難点で、もしかすると右端に戻すかもしれない。
あと、FVWM2で気に入っていてAfterstepでできなくなったのが、フォーカス・オン・ポイント(カーソルがあるウィンドウがアクティブになる)という機能。設定ファイルをいじればもしかすると変えられるのかもしれないが、今のところ見つかっていない。ALT+TABでフォーカスを飛ばせるところは気に入っているんだけど。
今日初めて、DynaBookを持って部屋を移動してみた。絨毯敷きのリビングでごろごろしながらLinuxをいじるのは、長年夢見ていたシチュエーションだ。あとは大きな公園に持っていって自然に囲まれながらという夢が実現できれば言うことなしだ。
ひざの上に載せて使ってみるが、本体の底部がかなり熱くなっていて、載せていられない。枕を間に挟んでみたが、そうすると本体の温度上昇が気になってしまう。長時間使うなら、堅い板のようなものを用意しないといけないようだ。
…といっているうちに息子が襲ってきた。自分の息子がこういうものに目がないというのは、血は争えないというか、うれしいが厄介な話だ。触らせないように牽制しながらいじるのも、邪険にしているようで可哀相になってきたので、結局パソコン部屋に引き返すことにした。
あと「Run Run Linux」を参考にmuleのフォント設定を.Xdefaultに作る。何もしないでmuleを立ち上げると、フォントが大きすぎて画面からはみ出してしまうのがなんとも情けないのだ。
今日までに解決できていない問題点(覚え書き)
というわけでnetscape の日本語化はとりあえず後回しにしてネットサーフ。
16bppフルカラーで綺麗な画像が出ることを確認して、しばし自己満足。
今までキーボードが101定義のままだったので、そろそろ設定の変更にとりかかる。よく使う記号の位置は覚えてしまっていたけれど、~(チルダ)だけはどうしても入力できなかった。(どこにあるんだろう)ホームディレクトリはとりあえず ~ の代わりに $HOME と打てばよかったが、WEBのURLを入力する時はどうしようもない。%なんとか(数字)で代わりになるという話も覚えてはいたが、そのなんとかを思い出せないので往生していたのだ。
/usr/doc/JFディレクトリに106キーボードについてのmini-HowToがあったので割と簡単…と思いきや、ドキュメントの記述はSlackwareが前提らしく、rc.local に直接"loadkey j106-d.map" と書けと書いてある。しかし RedHat では「完全なSys Vスタイルを守るつもりがないならアナタの初期化スクリプトをrc.localに書いてもいいよ。」とコメントがしてあって、なんだか抵抗を覚えてしまう。
結局 /etc/rc.d ディレクトリのスクリプトを追っかけて、/etc/sysconfig/keyboard なるファイルに到達する。ここを、
KEYTABLE="/usr/lib/kbd/keyboard/j106-d.map"と変更したら無事反映された。
実は j106-d.map と一緒に読み込まないと意味がない j106kanji-d.mapだけを読ませて、キー配列が変わらないと悩んだり、Run Run Linux の記述を真似て "defkeymap.map j106-d.map j106kanji-d.map" としたら RedHat の設定ツールである xf86configure がエラーで動かなくなったりとか、(どういうエラーかは、やってみれば分かります。)それなりにいろいろあったりする。
あと、コンソールでは106定義なのだが、Xになるとまた101定義に戻ってしまう。Xの起動メッセージを見てみると、どうもキーボードレイアウトがus-101とか言っている。XF86Configを見てみると確かにそれらしい定義がしてある。もうすこし調査が必要だ。案外FAQかも知れない。
--- renrpm.sh --- #!/bin/sh for F in $* do echo -n "mv " $F " " strings $F | head -1 done -----------------というスクリプトをでっちあげた。strings hoge.rpmとやってみて、一行めにパッケージの正式名が出てくることを利用したのだ。ファイル名としては、おしりに .rpmが必要となるので、sed で付け加えなければならない。
>> renrpm.sh *.rpm | sed s/$/.rpm/ | shとして、リネーム完了。
準備が完了したらいよいよkonからezinstを実行。思いきって TeX, ghostscript などの印刷関連をばっさり切る。理由は「使わないから」。
export LANG=ja_JP.ujis をどこに入れるかで悩む。$HOME/.profile に入れてみても、どうも反映されないようなのだ。man bash して実行の優先順位を確認し、ディフォルトで入っていた $HOME/.bashrc と $HOME/.bash_profile を読み比べてやっと謎が解けた。というわけで、$HOME/.bash_profile に入れるのが正解。
ウィンドウマネージャを、それまでの仮採用だった FVWM から、PJE で入れたFVWM2 に変更。FVWM-95は「なんか気に食わない」という理由でまっさきに.xinitrc から削除していたのだ。
xterm の[Ctrl]+マウスボタンのポップアップメニューがなぜか中の文字が出ないという不具合があったが、 $HOME にもともと置いてあった .Xdefault の記述がどうも怪しいとにらみ、.Xdefault 自体をリネームしてみたら、やっぱりちゃんとメニューも出るようになった。さらに読みにくい黒地に白文字から、元の白地に黒文字に戻ってめでたしめでたし。
今日は教会で結婚式があったり、G党さん夫婦が遊びに来たりで、午後は進展なし。
ところが! mv *.rpm ../RPMS とすべきところをうっかり rm とやってしまったから大変。デスクトップマシンからFLASHカードでちまちまコピーというバケツの水をコップで移しかえるような作業をもう一度やるハメに…。気力も萎えたので、今日はもう寝ることにしよう。
…と思ったら、まさかの夜間トラブルで会社からポケベルコール。オペさんから電話で様子を聞きつつ、ついでとばかりパソコンを立ち上げてパッケージファイルのコピーをやってみる。
昨日の経験を踏まえて、シェルスクリプト化して作業の軽減をはかる。
--- copyrpm.sh --- #!/bin/sh mount -t vfat /dev/hdc1 /mnt/flash cp /mnt/flash/packages/rpms/* /usr/local/lib/pje/packages/RPMS umount /mnt/flash ------------------これで作業はかなり楽になったが、その後結局会社に出向くこととなり、全部は終わらなかった。(2:30 a.m.)
FLASHメモリカード(SunDiskのATAカード)を差し込むと、ピッ、ピッ、と音がして認識する。認識できたメッセージとしてか、/dev/hdc1 と表示されたので、mount -t vfat /dev/hdc1 /mnt/flashとして無事マウントできた。
そろそろliloも引退の時期が迫ってきたようだ。LOADLIN.EXE を探してきてFATパーティションにコピーする。ついでに日本語ドキュメントも見つけたので読んでみたところ、カーネルのファイルをDOSの領域にコピーしなければならないようだ。Linuxから
>> mount -t msdos /dev/hda1 /mnt/dos
としてDOS領域をマウントし、
>> cp /vmlinuz /mnt/dos
でコピーする。リブートしてDOSから、
>> loadlin hda2 vmlinuz
とやってみると、ちゃんと立ち上がった。よしよし。LL.BAT というのを作って、今後はそこから立ち上げることにする。
Windows95マシンでPJEの収録されたCD−ROMをマウントしておいて、FLASHカードにファイルをコピーし、DynaBookにもっていくという作業を繰り返して、必要なファイルを揃えた。
PJEのインストールをしようとして、libc.soを壊してしまい、今動いているシェル以外のバイナリがまったく起動しなくなるという恐ろしい事態になってしまった。
立ち上げ直そうと思ってもshutdownコマンドすら動かない。たまたまレジュームをオンにしていたおかげで、電源を入れ直しても律義に元のにっちもさっちもいかない状態に復帰してくれるので途方に暮れたが、筐体の横っちょにハードウェアリセットのボタン(細いピンで押すタイプ)がこっそりついているのを発見して、胸をなでおろした。
RedHatのインストールフロッピーからレスキューモードで立ち上げて、手でシンボリックリンクを張り直したら、ようやく動くようになった。
しかし、接続確認しようとして、なんと ftp とか ping とかが入っていないことに気づき愕然とする。あって当然という意識があったのに、なにかパッケージを入れないといけないらしい。
パーティションを切り直してはインストールというのを何度も繰り返す。/ と /usr の容量配分がうまくいかないのだ。CD-ROMが使えれば全部ひとつのパーティションに入れちゃうのにね。
パッケージの選択で、気合を入れてこれ以上ないというくらい削る。試行錯誤の末、なんとわずか120MBほどのパーティションにXまで導入することができた。「Xも使いたかったら、最低でも500MBほどは必要」という定説が覆された一瞬だった。ただしアプリは後から入れるつもりなので、contrib以外ほとんどない。
最終的には、Win95をすべて消して単なるDOSに過ぎないものだけを残すことにし、50MBをFAT割り当てることにする。(そう。マイクロソフトは大嘘かましているが、Win95とは独立したOSではなく、DOSに単なるGUIプログラムを被せただけの代物なのだ。)「Win95起動ディスク」とやらから、COMMAND.COMとシステムファイルだけコピーする。やっぱりただのDOSじゃんか。おっと、FDISK.EXEやFORMAT.EXEなども入れて置こう。FDISK /MBR はいつか役に立つ。
残った400MBあまりを /usr パーティションにあてることにして、LinuxのfdiskでLinux nativeとして確保する。mkex2fsでファイルシステムを作って、mount /dev/hda2 /mnt/hdd で一時的にマウントする。
| cd /usr ; tar cf - . | ( cd /mnt/hdd ; tar xf - ) &
として、/usr 以下をまるごと新しいパーティションにコピーする。cp -r などでは、シンボリックリンクなどがあるとうまくいかないらしい。(と、「Running Linux」には書いてあった)ジョブが終わると、すべてがきちんとコピーされているか確認しなくてはならない。ここで失敗していたら、次のステップで回復不能のダメージを負ってしまうからだ。
| du -a /usr > du.usr
| du -a /mnt/hdd > du.hdd
| diff du.usr du.hdd
として、各ディレクトリの構造やファイルのサイズに違いがないかを調べたところ、ディレクトリのファイルサイズが数バイト違うのが一個所あるだけだった。実際にそこを ls -l で確認したところ違いもないようなので、よしとした。
いきなり /usr を削除すると、どんなトラブルが起こるか分からないので、シングルユーザーモードでブートし直す。( Lilo: と聞いてきたときに、"linux single" と答えてやればいい)
意を決して rm -rf /usr と入力。ほどなくしてすべて消えてしまった。/etc/fstab
に、 /usr /dev/hda2 の行を加えて、リブート。何事もなく立ち上がったところを見ると、うまくいったらしい。
朝の忙しさがひと段落したので、おもむろにインストールを始める。会社のThinkPadにCD-ROMを入れ、RedHatのインストールフロッピーを作成する。
フロッピーからのブート失敗。rawrite.exeで何度作成し直してもだめ。CD-ROM内のイメージが壊れているのだろうか?しくしく。(;_;)
dirできる…。インストールフロッピーがFATフォーマットなのを発見。とりあえずWindowsでscandiskしてみると、なんとエラーが山のように発見された。フロッピー自体に問題があったのね。
新しいフロッピーをもってきて、再度インストールフロッピーを作成。今度はインストーラが起動した。
設定が分からず、ネットワークインストールには失敗。とりあえずWindows95のフロッピー版をインストールすることに。
パーティションの切り方に悩む。結局、Win95用にFATで200MB、RedHatのインストールファイルのためにFATで200MB、Linxu nativeに300MB足らず、Linuxのswap用に40MBとした。やむを得ないが気に入らない。インストールが終わったら、どうにかして切り直すつもりだ。
Windows95のインストールが終わり、ネットワークも参照できるようになったので、ネットワーク越しにパッケージ類をまるごとコピーする。会社の他のマシンにRedHatのCD-ROMを入れ、Windowsのフォルダ共有機能を使ってコピーするのだが、さすがに時間がかかった。
コピーし終わったら、RedHatのインストールフロッピーから立ち上げ直して、再びインストール開始。今度は「ハードドライブ(=ハードディスク)からのインストール」を選択する。とりあえず様子見なので、BaseとCコンパイラくらいしか入れないでおく。liloはもちろん「FDにインストール」を選択する。
無事インストールが終了して、ブート。ををっ、動いた動いた。パチパチ。会社が引けたらKちゃん家に遊びに行くので、今日はここまで。
製品名はToshiba DynaBook SS-R 590。CPUはPentium90MHz、メモリは8MBに16MBをわずか2,000円足らずで買い足して24MB、ハードディスクは720MBというスペック。ディスプレイは640x480dotと狭いながらもTFT液晶で 24bpp True Color(16,777,216色)で表示可能な優れものだ。
総合的に見て、Windowsで使うには少々パワー不足ではあるものの、Linuxで使うには必要十分というマシンだと思う。かねてよりLinuxをメインで使えるセカンドマシンとして、
CPU: Pentium100MHz程度
Memory: 20MB以上
HDD: 500MB以上
Display: TFT 600x800 16bpp Full Color
Price: 50,000円 〜 80,000円程度
程度を考えていたので、ディスプレイの広さ以外は妥協のない、満足のいく選択だったと思っている。
金曜日は祈り会なので、会社帰りに速攻で買い求めたDynaBookの箱をぶら下げて、そのまま教会に向かう。中古ということで箱は汚く、ソ○マップの包装紙を取ってしまうとありあわせのダンボールに入った荷物という風情。教会でも誰かに「それなに?」と訊ねられることはなかった。
祈り会も終わって無事帰宅。中古なのでハードディスクはまっさら。OSが入っていないのでいじりようがない。DOS/Vのシステムディスクも、探せばどこかにあるとは分かっているが、明日になればWin95かLinuxを入れることにしているので、一晩だけのことにそこまでする気も起きない。
説明書をひととおり眺めると、あとは充電くらいしかすることがない。寝る。Win95とLinuxのデュアルブートにするとしたら、パーティションをどう切るか、などと考え始めるとドキドキして眠れない夜。