東京江戸散歩 写好倶楽部     Gallery II 旅の記憶 道東の情景 VI

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2015年5月中に、月の初めごろと月末に 二度ほど実家の事で根室に行くことになった。月初めに行った時は 日本で桜の開花が一番遅いと言われる千島桜が 丁度見頃であった。時間の合間に市内の桜などを見に行った時撮った写真や根室湾の夕景等があるので 掲載するこっとにした。月末に行った時は あまり天気には恵まれなかったが、ほんの一時 晴れ間が出た時に撮れた写真等があるので道東の情景VIとして 一緒に掲載することとした。一部Flickrに掲載しているものもある。

5月11日 清隆寺

有名な清隆寺の千島桜。左手の桜が千島桜だが、少々盛りが過ぎているようだ。
   5月11日 實成寺より根室湾方面を望む

この先にある根室湾沿岸辺りが、今年2月高潮被害があった所だ。 
境内では住職が手塩に掛けた盆栽が見られる。
5月11日 根室線

根室駅近くの根室線沿線にも千島桜が咲いていた。
5月11日 法務局の千島桜

地元の友達が市内の千島桜で有名な所を車で案内してくれた。この法務局の千島桜は特に良く手入れしてあるという。 この他 見事な千島桜を植えてある 一般のお宅等にも案内してくれた。
5月11日 チャシ砦跡に向かう途中見かけたどんぐり林

オホーツク海からの風で なぎ倒されそうになっている どんぐりの防風林。朝日が向こうから登る時には 写真的に良い絵になりそうだ。
5月11日 チャシ砦跡より納沙布方面を望む

前日 宿でアイヌ民族の城 チャシ砦の話が話題になり、日本百名城の一つでもあり、百名城巡りの人たちには憧れの場所だと言う。地元の友達も 聞いたことはあるがまだ行ったことがないと言うので、一緒に車で案内してもらったが、 地上からでは、ここが砦の跡だと言われても はっきり分からないだろう。
5月11日 チャシ砦跡よりオホーツク海を望む

地球は丸い(ほとんどレンズ収差のため)。
チャシ跡は根室市内に32ヶ所程あり、砦や祭祀を行う聖地や見張り場などのため作られたと考えられている。過去には この地で起こったアイヌ民族の悲惨な歴史があったと言う。
5月11日 Sunset in Nemuro Bay I

夜 友達と市内の居酒屋で食事をする予定だったが、夕日が出そうだったので 早めに宿を出て、店に行く前に根室港を一人で散策する。
5月11日 夕日に染まる弁天島

5月11日 防波堤から夕日を撮る女子一名
5月11日 Golden sea II - Sunset in Nemuro Bay
5月11日 Sunset in Nemuro Bay IV
5月11日 Sunset in Nemuro Bay V

巡視船が数隻接岸していた。四島交流船「えとぴりか」も後方に停泊していた。
5月11日 Burning windows - reflections of sunset

真っ赤な夕日が窓に映りこみ、あたかも家の中が燃えているように見えた。
5月11日 Golden sea - Sunset in Nemuro Bay
5月11日 Sunset in Nemuro Bay II
5月11日 Sunset in Nemuro Bay III
5月11日 根室灯台に夕暮れが迫る

金比羅神社でお参りをして居酒屋に向かう。
5月29日 自然の宝庫 別海

中標津空港から根室に行く途中、いつもの所で降りてスナップする。ここまでは天気も良く 暖かく、根室タンポポが咲き始めて初夏の兆し。
5月29日 ガスに覆われた春国岱

ところが、根室に近づくと ガスがかかって来た。 ここ春国岱は夕日が美しい所なのだが、今日は見えそうもない。
5月30日 ガスに覆われた花咲港

翌日 昼食に以前から一度は行きたいと思っていた花咲港のラーメン屋さんに行く。
前日 宿のお姉さんに、落石岬のサカイツツジ(最南限のツツジで 自生している)が見頃の時季だよ と聞いていたので、昼食後 落石岬にちょっと寄ってみることにする。
5月30日 花咲港

陸揚げされたサケマス漁船(?)
5月30日 落石無線電信局跡

落石灯台に行く入口に昔の無線局跡があった。

5月30日 アカエゾマツの純林
5月30日 サカイツツジ

絨毯のようにサカイツツジが咲き誇ているのかと思っていたら、時季が早いのか遅いのか、この程度だった。サカイツツジは寒冷地の湿地帯に生息し、樺太が南限と思われていたのだが、昭和8年に落石岬でも発見され、国の天然記念物に指定されたと言う。
   5月30日 ユキワリ コザクラ
5月30日 落石岬へ続く木道
5月30日 エゾジカの群れ

木道が終り、ガスで薄っすらと落石灯台見えるようになった時、突然エゾジカの群れが目の前を横切った。
   遅れたシカ一頭

自分が進む方向を横切らなければならないので、一頭躊躇しているのがいたが、その後 意を決して皆の後を追いかけて行った。
車に乗っている時は そういう遅れるのが一頭いると思って気を付けて運転しましょう。
5月30日 落石岬先端より崖下の太平洋を見下ろす。
5月30日 アカエゾマツとミズバショウの群生
5月30日 木道の帰り路

落石岬まで行く間 誰とも会わず、ガスに覆われた森の中を一人で歩くのは 少々心細かったが、帰り道では 一組の若いカップルに出会った。やはりサカイツツジを見に来たようだが、あまり咲いていないよと言うと 少しがっかりしていた。
5月30日 落石岬入り口付近の一本松
5月30日 蛇行

サカイツツジが期待していたほどではなかったので、この後天気が回復するかも知れないと思い、琵琶瀬まで足を延ばすことにする。
5月30日 琵琶瀬展望台より

青空が少し見えてきて、土産屋の女将さんも もうすぐ見えるよと言ってくれたが、ここまで来るのに意外に時間が掛かり 予定した時間に間に合わなくなりそうだったので、急いで根室に引き返す。
5月30日 タンポポの群生する野原と牛

確かに天気が回復して青空が広がってきたが、根室に近づくと、またガスってきた。今日も春国岱の夕日は見れそうもなさそうである。
5月30日 春国岱の夕日

夕方7時近くに、何時もの所に食事に出掛けると、どんよりしていた空に青空が見えてきたではないか。春国岱は ここから20分ほど掛かるので 急いでも陽の沈む前までには 間に合わないかもしれないが、店に行く道の途中で気を変えて駐車場まで引き返し、春国岱に車で向かう。
浜辺に着くと今まさに陽が沈む間際で、木道の方まで行く時間がないので、浜辺に出て停留している小舟をモチーフにして、陽が沈む残された5分間でシャッターを切った。
何とか間に合って良かった。
5月30日 Shining sea
5月30日Twilight time
5月31日 Water mirror

中標津空港に向かう途中、野付半島に寄って行こうと思ったのだが、道中土砂降りの雨で 行ってもしようがないなと諦めていたら、尾岱沼の辺りまで来ると小雨になって来たので 予定通りトドワラ辺りまで行ってみることにした。ナラワラ辺りまで来ると、突然 青空が見え、南米ウユニ塩湖のような光景が広がり、慌てて車を降りてシャッターを切る。これでウユニ塩湖に行かなくても良いかなとも思う。
5月31日 野付半島の水鏡
5月31日 ナラワラ
5月31日 ナラワラの空
5月31日 野付ネーチャーセンター駐車場より知床方面を望む

知床方面は豪雨のようだ。
5月31日 丹頂ヅル

ネイチャーセンタ付近よりトドワラ方面を望むと 丹頂ヅルがいた。丹頂ヅルと言えば釧路の鶴居村が有名だが、近頃は野付半島や風連湖、根室市近辺でも良く見かけるようになった。
5月31日 丹頂ヅル

また雨がぱらついて来た。丹頂ヅルも帰るようなので、自分も空港に向かう。

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