Eastern part of Hokkaido IV

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2013年9月21日に行われる故郷の高校の同期会に合わせて1週間程実家に帰り 写真でも撮ろうと思っていたのだが、直前に実家の母が骨折して入院中であったため 病院通いなどで根室での撮影はほとんどしなかったが、レンタカーを返しに中標津空港に行く途中尾岱沼で一泊し、霧多布など色々な所に立ち寄り まる二日間は写真三昧することが出来た。幸い台風が去った直後で天気に恵まれ、厚床では台風による大雨で冠水した低地を見ることが出来たり、尾岱沼では夕焼けや朝焼けを見ることも出来た。高校同期会の翌日には同級生らと知床経由で阿寒湖に修学旅行みたいな一泊旅行をしたり、母の見舞いなど思い出に残る帰省となった。 尚一部の写真はFlickrに掲載しているので(該当写真は文中Flickrと表示している)高解像度で大画面の映像を見るにはそちらもご覧ください。http://www.flickr.com/photos/kazs2307/

自然の宝庫 別海
中標津空港から根室に向かう途中いつもここで降りて写真を撮るようにしている。
Field of Dreams (Flickr)
雲の流れの先に自分の影が位置するようにして撮った。
別海の牧草地
一部牧草地に水が残っているが、2日前の台風の影響のようだ。この先 厚床の辺りを走ると道路際まで水が迫り、いつもとは違う風景だったので帰りもう一度来てみようと思った。
Hellow there, I came home! (Flickr)
R44で根室市内に入る直前に道路脇にエゾジカがお出迎えしてくれた。後で聞いた話だがこれも台風の影響ようで、実家の庭にも鹿が現れたそうだ。台風で平地に逃れてきたようだ。
根室港
納沙布に向かう途中根室港に寄りスナップ。根室港の夕日は最高なのだが、今回は撮りに行くチャンスがなかったのは残念。
石橋牧場
昔は違う所にもあったような気がするが、納沙布に行く途中見かけたのでスナップ。
Wind power (Flickr)
納沙布岬に行く途中風力発電の風車があたかも雲を噴出しているように見える所があった。
納沙布岬の平和の塔と雲
「四島のかけはし」より納沙布岬の平和の塔を望む。
日本で最も早く朝日を見ることが出来る納沙布灯台
灯台の側にはウミウなど海鳥が繁殖している大きな岩がある。
カモメの後方には日本の巡視艇、その先は水晶島か? ソ連の巡視艇も見えることがある。
帰港するサンマ船
納沙布から根室花咲港に寄る。この港はサンマ水揚げ日本一として有名。カモメもサンマの水揚げでおこぼれをもらえるのでお出迎え。何本も立っているのは集魚灯(夜サンマを明かりを点けておびき寄せる)。
サンマ船とカモメ
サンマの水揚げ
今年はサンマ漁が遅れているようで大型船はまだ入っていなかった。
おこぼれに有り付こうとカモメが乱舞
サンマ船の出航
水揚げするとまたすぐ出航した。
A boat (Flickr)
尾岱沼に行く途中春国岱に寄る。ここはホッキ貝が良く採れる。子供の頃採りに来たことがあるが現在は禁漁区になっている。
春国岱
HDR処理
春国岱の木道
春国岱は根室湾と風連湖を区切る長さ8キロ幅1.3キロの砂州である。
Seeing Kunashir in the distance
(Flickr)
春国岱からは遥か彼方に北方領土国後が見える。
HDR処理
春国岱にもトドワラのように枯れた木が乱立している。
春国岱の湿地帯
HDR処理
台風で倒れた木
春国岱の森は野鳥の楽園といわれ200種以上野鳥が生息する。木道が整備されているが数日前の台風で木道のいたる所で倒木が道を塞いでいた。
一本松
まだ枯れていないトドマツが一本凛と立っていた。
春国岱の遊歩道
春国代は夕景が素晴しい所だが今回はチャンスがなかった。根室から近いのでその内また撮る機会があるだろう。
ホッキ貝漁?
ホッキ貝は最近では東京でも寿司ネタなどで一般的になったが、若い頃東京に出て来た頃はなかなかお目にかからなかった。砂地に穴が開いている所を見つけ掘ると大きな貝が出てくる醍醐味は子供の頃の楽しい思い出である。 
Kiritappu Marsh 1(Flickr)
霧多布岬に向かう途中琵琶瀬の展望台に寄る。
Kiritappu Marsh 2(Flickr)
霧多布湿原は3168haの広さを誇る湿原で初夏にはワタスゲなどの花が一面に咲き誇る。
Long back (Flickr)
霧多布岬の手前にある長い背中のようなアゼチ岬に寄る。映画「ハナミズキ」のロケ地として使われたそうだ。 4歳の頃ほんの一時期この近くの浜中町に住んでいた時十勝沖地震で山に逃げたそうだが この辺りまで逃げて夜を明かしたのだろうか。
Silent sea (Flickr)
アゼチ岬より琵琶瀬湾方面を望む。
アゼチ岬の風力発電風車
HDR 処理
霧多布岬
浜中湾方面を望む。
Overlook the Pacific (Flickr)
霧多布岬より太平洋を望む。
霧多布灯台
赤い灯台の建物が青空に良く映える。
霧多布岬突端
この岬の突端に行くまでは両脇が狭い道で子供心に怖いイメージがあったが今は柵などがあり ぜんぜん怖くない。
冠水したR244沿い
根室に来る途中今まで見たことのない風景だったので 霧多布から遠回りになるがR244を走って尾岱沼に向かうことにした。
Reflections (Flickr)
台風18号の影響で冠水した低地には雲が奇麗に映りこんでいた。翌日中標津空港にレンタカーを返しバスで根室に戻る途中には水は完全に引いており このシーンはほんの数日間だけ見れたようだ。後で聞くと春先雪が解ける頃にも同じシーンが見られるとのこと。
野付半島の雲
尾岱沼の宿でチェックインした後、夕日を見に野付半島まで走る。知床方面を見ると空が色々な雲で賑やかであった。
Golden seashore 1(Flickr)
ナラワラより野付湾に沈む夕日を望む。
Golden seashore 2(Flickr)
遠くに見えるのは摩周岳や雄阿寒岳であろうか?
Wave (Flickr)
オホーツク海の海の波と雲の波。
オホーツク海の夕景
Burning sunset (Flickr)
ナラワラに沈む燃えるような夕日。
Hurry home! (Flickr)
日が暮れて鳥たちも巣に帰るようだ。
Golden seashore 3 (Flickr)
黄金色の海辺。
Golden glass (Flickr)
ススキは英語でSilver glass と言うが夕日で金色に輝いているのでGolden glass とした。
Golden time (Flickr)
ススキが夕日に赤く染まる時。
The gleam of dawn (Flickr)
宿で朝日は5時に昇ると聞いていたので5時前には起きようと思っていたが、寝坊して夢の中で誰かが喚いているように聞こえハッと目を覚ますと ちょうど5時であった。慌てて三脚も出さず宿の窓からレンズを出して手持ちで何とか朝日が昇るところを撮ることが出来た。
Morning glow in Odaitou (Flickr)
空も海も真っ赤である。
Sunrise in Odaitou (Flickr)
朝日が昇り始めた。ここは変形太陽を見ることが出来ることでも有名であるが、一般には冬の寒い時期蜃気楼が強く出る頃に見られる。
尾岱沼に昇る朝日
野付半島の建物なども見える。初夏の頃には北海シマエビを獲る帆掛け舟が漁に出ていてフォトジェニックなシーンを見ることも出来る。
Lavendar morning (Flickr)
昇った日が雲に隠れ海と空がラベンダー色になって来た。
Dawn (Flickr)
尾岱沼の夜明け
尾岱沼に雲の切れ間から差し込む太陽光
B&W処理
Silver glass (Flickr)
宿の女将さんに中標津空港に午後2時までに行くまでの間何処かよい所はないか尋ねると(女将さんも写真をやっている)、風連湖に丹頂鶴がいるから行ってみたらと言われたので風連湖の走古丹方面に出掛ける。
丹頂鶴
ようやく一羽発見、しかし200mmまでの望遠しか持っていないので近づくが すぐ逃げてしまうので遠景でしか撮れない。
風連湖の渚
風連湖は海水が混ざる汽水湖で秋にはオオハクチョウが飛来することでも有名。走古丹の先まで行くと何処かで見張っていたのかおじさんが車で来て、カメラを見ると何だ写真かと言って興味をなくしたようだ。 オホーツク側のこの辺は秋味(マス)を密漁に来る人が多いので見張っているようだ。丹頂鶴がいると聞いてやって来たと言うと、鶴なら根室の東梅にあるロッジで餌付けしてるから見れるべやと言われてビックリ。 根室から来たのだけど。
床丹の一本松
この松の上で朝焼けのなか朝日を浴びたワシが止まっているのを撮ろうとするカメラマンが多いそうだ。中標津に向かう。
HDR処理
On the hill to see the skyline (Flickr)
開陽台は360度見渡せる中標津空港の近くの景勝地。この後中標津空港でレンタカーを返し根室行きのバスに乗ると 今回の同期会に出るため東京から来た同級生と一緒になる。この高校同期会には東京方面から28名、道内24名、地元から30名程で80数名集まり盛況であった。
HDR処理
夜の明治公園
根室に戻りひょんな事から夜 明治公園に出向いたので一枚。
夜の公園の駐車場にはキャンピングカーなどで道内を回っている人たちの車で一杯である。
根室さんま祭り
高校の同期会は根室の一大イベント「根室さんま祭り」に合わせて組まれていたので、同期会が始まるまで会場を訪れてみた。ステージでは松田聖子の物まねの まねだ聖子や、金沢明子、よさこいソーランチーム(写真はヒッチハイクで根室まで来たという北大のよさこいソーランチーム)、シンガーソングライター山口孝司(同級生の音楽プロデューサーが連れて来て同期会の会場でも熱唱してくれた)などのイベントやサンマ掴み取りやサンマの無料配布(100円のトレーが必要)などがあり大いに盛り上がる。
サンマの炉辺焼き
すぐ同期会が始まるので食べなかったが、旅館では同級生の宿主が皆のために朝から一生懸命黙々とサンマの刺身を作っている姿には感動した。
さんま祭り会場風景
実はさんま祭りの目玉としてさんま船が岸壁に横付けして一斉にサンマの集魚灯をライトアップして会場を照らすイベントがあり、それを撮ろうと思って来たのだが、今年はサンマ漁が遅れ丁度さんま祭りの今頃が最盛期になってしまい今年の祭りにはそのアトラクションはなかった、残念。 そろそろ同期会が始まるので会場になる同級生が経営している旅館に戻る。今夜は飲み明かすことになりそうなので同期会の行われる旅館に泊まることにした。
標津川
翌日二日酔い醒めやらぬ内に数台の同級生の車に分乗して知床経由で阿寒湖温泉に向かう。 途中標津川に秋味(秋産卵の時に獲れるマス)が上って来ているのが見れるかもしれないというので 標津サーモン科学館近くの川に立ち寄る。
川を上る秋味(アキアジ)
最盛期には上ってくる秋味で川が一杯になるというが、残念ながらこの日は僅かであった。
知床の空
羅臼で昼食タイム。頼まれていた羅臼昆布を道の駅で買うことが出来た。
羅臼からも国後が見える。
知床横断道路を通りウトロに出て知床五湖に向かうが駐車場待ちで時間がかかりそうなので諦め引き返し阿寒に向かう。
摩周湖
ほとんど観光せず約250キロ走破したが(運転ご苦労さん)、摩周湖に寄ることにした。摩周湖に行く途中 先に阿寒湖に向かっていた同級生の車からネズミ捕りがいるから注意しろと連絡が入る。
霧がかかることが多い摩周湖だが、幸いこの時は晴れていた。
摩周湖
摩周湖から弟子屈に行く途中、連絡が入って聞いていた道の脇にパトカーがいてスピード違反を取り締まっていた。道内は良く内地(道外)の人がスピード違反で捕まると言うが、良く分かるような気がする。制限速度で走ると後続車が連なり追越を掛けられて危ない目に会うし、車の流れにのっていると思って制限時速をオーバーするとスピード違反で捕まる。 それで地元の人は取り締まり探知機のようなものを取り付けているのが多いが これがまたピーピーとうるさい。
阿寒湖の朝
昨夜はカラオケやらで午前2時頃まで飲んでいたが、朝起きると二日酔いを醒ますようなすっきりした朝だった。
Trail (Flickr)
阿寒湖温泉には飲んでカラオケをしに来たようなもので 阿寒の街も観光もしていないが、ホテルの窓から澄み切った阿寒湖を見れたのは良かった。 釧路空港まで送ってもらい みんなと別れ帰路に着いた。

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